一戦ごとに進化を見せるノウレッジ。ダートの新馬戦を快勝し、続く新潟2歳Sで2着と好走。京王杯2歳Sは5着に敗れたものの、最速の上がりで勝ち馬に0秒4差に迫った。そして、前走の朝日杯FSは不利な大外枠にもかかわらず、4着のフラムドグロワールに0秒1差(6着)とまずまずの結果を残した。「硬くなりやすい馬だけど、そういう部分が見られない。状態はいいね。ダートが走ることは分かっているけど、限界を見せるまでは芝路線で」と二ノ宮調教師も大きな期待をかけている。1週前追い切りは美浦南Wで5F68秒4-12秒9(馬なり)。終始、楽な手応えで迫力満点の走りを披露。出来は明らかに上昇ムードだ。「うまく脚をためられれば距離は大丈夫」。まだまだ底を見せていない素質馬。初距離も難なく克服してみせるだろう。

　ホープフルSで2着に食い込んだマイネルストラーノ。勝ち馬の決め手に屈したものの、これまでとは一転した積極的なレース運びが目に付いた。「前走は状態を上げていたし、腰の具合が良くなって、スタートダッシュがつくようになった。好内容の競馬だったね」と手塚師も満足げに振り返る。1週前追い切りは美浦南Dで6F68秒1-12秒5(強め)をマーク。時計的には十分合格点で、前走後も好調をキープしている。「レース後の息遣いが乱れていなかったことから、まだ伸びしろはある。ここで何とか賞金を加算したい」。前走からさらに相手は強化されるが、目下の好調ぶりからも侮れない存在だ。

提供：デイリースポーツ