20日、中山競馬場でアメリカジョッキークラブC(4歳上・GII・芝2200m)が行われ、レース序盤は久々登場の7番人気
ネコパンチ(牡7、美浦・星野忍厩舎)が後続11頭を大きく引き離して逃げを打つ中、6番手からの追走となったF.
ベリー騎手騎乗の3番人気
ダノンバラード(牡5、栗東・
池江泰寿厩舎)が、3〜4コーナーで楽な手応えのまま直線を向くとそのまま一気に抜け出し、終始4番手のインをついて直線もじわじわと追い上げた5番人気
トランスワープ(セン8、美浦・
萩原清厩舎)に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分13秒1(良)。
さらに1.3/4馬身差の3着に、ゴール前で外から追い込んだ2番人気
アドマイヤラクティ(牡5、栗東・
梅田智之厩舎)が入った。なお、1番人気
ルルーシュ(牡5、美浦・
藤沢和雄厩舎)はいいところなく7着に敗れている。
勝った
ダノンバラードは、
父ディープインパクト、
母レディバラード、
その父Unbridledという血統。2010年末の2歳時、ラジオNIKKEI杯2歳Sで重賞初制覇を飾ってから2年1か月、その間は
皐月賞3着を筆頭に重賞の掲示板を7度経験するも、勝ち星を挙げられず、昨夏には1600万への降級も経験したが、ここで久しぶりの優勝を飾った。
なお、レース入線後に、1着
ダノンバラードの進路の取り方(最後の直線で内に斜行した件)について,、
トランスワープに騎乗した大野騎手、管理する萩原調教師から異議申し立てが行われたが、長い審議の末、「被害馬で2着の
トランスワープは、加害馬
ダノンバラードに先着できたとは認められないため」到達順位の通りに確定となっている。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ダノンバラード(牡5)
騎手:F.
ベリー厩舎:栗東・
池江泰寿父:ディープインパクト母:レディバラード母父:Unbridled馬主:ダ
ノックス
生産者:ケイアイ
ファーム
通算成績:17戦5勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2010年ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)