スマートフォン版へ

京都記念・共同通信杯・クイーンC、重賞レース展望・見どころ

  • 2013年02月04日(月) 13時08分
 今週末、中央競馬の重賞レースは、2月9日(土)の東京で3歳牝馬のマイル重賞・クイーンC。2月10日(日)は、多くの有力古馬が戦線復帰となる京都記念。同日の東京では、昨年の牡馬クラシック全てで勝ち馬を輩出した中距離重賞・共同通信杯が行われる。各レースに出走を予定している、主な有力馬は以下の通り。

■2/10(日) 京都記念(4歳上・GII・京都芝2200m)
 ショウナンマイティ(牡5、栗東・梅田智之厩舎)は、昨年の大阪杯を追込み一気で重賞初勝利。前走宝塚記念でも、オルフェーヴルルーラーシップに次ぐ3着と本格化の兆しを見せた。疲れが残った秋は全休となったが、ここでようやく実力馬が復帰戦を迎える。

 ジョワドヴィーヴル(牝4、栗東・松田博資厩舎)は、2011年ジャパンCなど、GI・6勝を挙げたブエナビスタの半妹。1戦1勝のキャリアで2011年阪神JFを制し、ともに1番人気に推されて3歳春はチューリップ賞で3着、桜花賞で6着。その後は、骨折で休養を余儀なくされた。こちらも戦列復帰の一戦。

 カポーティスター(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)は、年明けの日経新春杯で準OPを飛び越えての格上挑戦で、徹底したイン狙いと前々で運ぶ積極策で重賞初勝利。ここは別定で一戦級との再戦だけに、真価が問われるレースになる。

 ベールドインパクト(牡4、栗東・大久保龍志厩舎)は、菊花賞4着のあと、前走は中山のOP特別・ディセンバーS(芝1800m)で完勝して素質上位を改めてアピール。同じコースの京都新聞杯では、日本ダービーの3着馬トーセンホマレボシの2着としており、ここも侮れない存在となりそう。

 ビートブラック(牡6、栗東・中村均厩舎)は、昨年の天皇賞・春を14番人気で完勝してアッと言わせると、その後は中・長距離路線では欠かせない存在に。今回は天皇賞以来の京都コースだけに、先導役に留まらない走りが期待される。

 その他、昨夏の鳴尾記念七夕賞小倉記念と好走を続けていたトーセンラー(牡5、栗東・藤原英昭厩舎)、前走ラジオNIKKEI賞2着後は菊花賞路線を見据えていたが、脚部不安で放牧に出ていたヤマニンファラオ(牡4、栗東・河内洋厩舎)もここで復帰の予定。特別登録は12頭。発走は15時35分。

■2/10(日) 共同通信杯(3歳・GIII・東京芝1800m)
 ゴットフリート(牡3、美浦・斎藤誠厩舎)は、新馬・500万と連勝で迎えた前走・朝日杯FSで、ロゴタイプコディーノに次ぐ3着。東京コースは初めてだが、直線の長い新潟でも完勝しており、ここは主役候補として年明け緒戦を迎える。

 ケイアイチョウサン(牡3、美浦・小笠倫弘厩舎)は、5戦目の未勝利戦(東京・芝1800m)で初勝利を飾ると、前走京成杯でも9番人気3着と健闘。叩き上げ型のステイゴールド産駒がここへきて開花の兆しを見せており、引き注目される。

 マイネルマエストロ(牡3、栗東・西園正都厩舎)は、その京成杯で2番人気5着。降雪順延からの強行軍が響いた可能性もあり、未勝利勝ちの東京コースで再浮上を狙う。

 マンボネフュー(牡3、美浦・国枝栄厩舎)は、2走前のベゴニア賞(東京・芝1600m)でロゴタイプの2着、前走寒竹賞(中山・芝2000m)を完勝。大種牡馬キングマンボの母で、世界的な名牝ミエスクの名血を引く馬に安定感が出てきた。重賞初挑戦でも好走なるか。

 メイケイペガスター(牡3、栗東・木原一良厩舎)は、出否未定も前走若駒Sでは勝ち馬リヤンドファミユと同じく、メンバー中1番の脚を見せた。依然、折り合い面に不安は残るが、出走してくるようならその切れ味は脅威の存在。

 その他、京成杯で追い込んで4着のクロスボウ(牡3、美浦・大久保洋吉厩舎)、ディープインパクト産駒サンカルロの半弟、ヘルデンテノール(牡3、美浦・大久保洋吉厩舎)、ラジオNIKKEI杯2歳Sでは3番人気(6着)に推されたラウンドワールド(牡3、栗東・松田博資厩舎)など、粒揃いの13頭が特別登録。発走は15時45分

■2/9(土) クイーンC(3歳・牝・GIII・東京芝1600m)
 コレクターアイテム(牝3、栗東・須貝尚介厩舎)は、11月に行われた同コースの重賞・アルテミスSで内から差し切り重賞初勝利。前走・阪神FSでも1番人気に推されたが、極端な内伸び馬場にも泣いて4着まで。実績面で一歩リードのここは、改めて主役を担う存在。

 ウキヨノカゼ(牝3、美浦・菊沢隆徳厩舎)は、1戦1勝のキャリアで挑んだ前走フェアリーSで、ゴール前しぶとく伸びて勝ち馬クラウンロゼからアタマ差の2着と健闘。新馬勝ちの東京マイルで、引き続きの好走を狙う。

 イリュミナンス(牝3、栗東・松永幹夫厩舎)は、そのフェアリーSで同じく1戦1勝の身で1番人気に推された馬。道中は馬群に揉まれるような形になりながら、最後は何とかタイム差なしの4着まで押し上げた格好。直線の長い東京コースに替わりで、上位争いが期待される。

 スイートサルサ(牝3、美浦・菊川正達厩舎)は、フェアリーSで0.1秒差の5着。新馬(3着)・未勝利とメンバー中1番の末脚で好走した東京マイルで再浮上を窺う。

 その他、前走2か月ぶりの菜の花賞(500万・中山芝1600m)で3着と復調示したジーニマジック(牝3、美浦・小笠倫弘厩舎)や、前走未勝利戦(中山・芝1600m)では、新馬戦から内容一変のサトノフェアリー(牝3、美浦・宗像義忠厩舎)なども上位進出を狙う。発走は土曜の15時45分。

いま読まれています

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す