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カレンブラックヒル豪快最終リハ、余裕で大差先着/フェブラリーS

  • 2013年02月14日(木) 12時00分
 カレンブラックヒルが豪快な走りで好仕上がりを伝えた。栗東坂路でハーデス(3歳未勝利)との併せ馬。雨の影響を受けた力のいる馬場状態も何のその、パワーも兼備する芝のGI馬はまるで苦にしない。4F52秒9-38秒6-12秒6をマークし、余裕の手応えのまま、1秒9の大差先着を決めた。

 またがった秋山は「もともと動く馬なので。変わりなく順調だと思う」。最終追い切りは平地の栗東CWコースで行うのがこの馬のパターンだったが、今回は珍しく坂路追いに切り替えた。「もうコースでやらなくていいという厩舎の判断です。今回は牧場でも乗っていましたから。同じ放牧明けでも毎日王冠(昨年10月1着)より仕上がりがいい。間隔があいてもマイナスにならない馬だから」。天皇賞・秋以来、3カ月半ぶりの実戦ながらも仕上げに胸を張った。

 ダートは初参戦だ。過去にJRAの芝、ダートの両GIを制した馬はわずか4頭だけ。これまでに初ダートがGIだった馬は21頭を数えるが、3着が最高(01年フェブラリーSトゥザヴィクトリー)と壁が高いことを歴史は物語る。それでも「やってみないと分からないけど、この馬の能力を発揮すればこなせると思う」と、主戦は前向きに話す。

 マイルの距離が自信を深める理由でもある。「毎日王冠天皇賞(秋)と挑戦して、2000mは若干長いかなと思った。千六の方が折り合いを気にせず走れる。スピードのある馬でスタートも速いので、前でレースができれば」。デビューから6戦5勝。唯一黒星を喫したのは天皇賞・秋の5着だけで、マイル戦では依然、4戦無敗のパーフェクトを誇る。最も得意とする距離なら、未経験の舞台でも克服可能と見込んでいる。戦国模様のダート界に足を踏み入れる新参者が歴史の扉を開く。

提供:デイリースポーツ

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