24日、阪神競馬場で
高松宮記念を占う重要な前哨戦、
阪急杯(4歳上・GIII・芝1400m)が行われ、昨年暮れに日本勢で初となる、
香港スプリントを圧勝した「世界のス
プリンター」で
岩田康誠騎手騎乗の圧倒的な1番人気
ロードカナロア(牡5、栗東・安田隆行厩舎)が登場。
レースでは、好スタートを決めた
ロードカナロアが、道中先行集団から離れた5番手を追走すると、4コーナーでは非常に楽な手応えで前を射程圏へと収めると、直線向いては好位集団の中から一瞬先に抜け出した11番人気
オリービン(牡4、栗東・橋口弘次郎厩舎)を残り200mで外から並んで一気に交して先頭に立つとそのまま押し切り、中団追走からゴール前で2位に浮上した、2番人気
マジンプロスパー(牡6、栗東・
中尾秀正厩舎)に3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分21秒0(良)。
さらにクビ差の3着に、最後まで粘った11番人気
オリービン(牡4、栗東・橋口弘次郎厩舎)が入った。その後の4着に、阪神芝1400m巧者の2番人気
サンカルロ(牡7、美浦・大久保洋吉厩舎)、5着に追い上げた13番人気
シュプリームギフト(牝5、栗東・
須貝尚介厩舎)の順で確定。
勝った
ロードカナロアは、
父キングカメハメハ、
母レディブラッサム、
その父Storm Catという血統。今やお馴染みとなった
岩田康誠騎手とのコンビで昨秋の
スプリンターズSでGI初制覇とすると、続く
香港スプリントは地元の強豪馬を相手に圧巻の差し切りVを披露して、「世界のス
プリンター」の座に君臨。今年の始動戦となったここは、既に陣営が明言する次走・
高松宮記念でのGI3勝目に向けて改めて「視界良好」を思わせる圧巻の貫録勝ち。5度目の重賞制覇を難なく飾り、通算9勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ロードカナロア(牡5)
騎手:
岩田康誠厩舎:栗東・安田隆行
父:キングカメハメハ母:レディブラッサム母父:Storm Cat馬主:ロードホースクラブ
生産者:ケイアイ
ファーム
通算成績:14戦9勝(海外1戦1勝、重賞5勝)
主な勝ち鞍:2012年
スプリンターズS(GI)、
香港スプリント(GI)