休養中の佐藤哲三騎手、栗東トレセンで会見し経過報告
昨年11月に落馬負傷し休養中の佐藤哲三騎手(栗東・フリー)が6日朝、栗東トレーニングセンターで記者会見し、これまでの経過と今後について語った。
「馬の顔を見て、自分も元気になりたいと思って」と、トレセンに顔を出した佐藤騎手。現状について「当初はとてもしんどかったのですが、そういう時期は過ぎて、足の骨折の箇所などは順調に回復しています。今後は今月29日に、左腕の血管の損傷部分と、腕を動かす神経を修復する手術を受けます」と説明。
そして復帰について「正直、怪我をしたあとは『もうこういう思いをするのはいやだな』と思うこともありましたが、やり残していることもあるし、待ってくれている関係者やファンの方もいるので。自分らしい競馬が出来るようになれば、今日のような形ではなくて勝負服を着て、というのを目指しています」とコメント。
具体的な時期については「今年中に戻れたら、というのはある」としながらも「まずは手術を無事に乗り切って。動けるようになってから考えたい」と語った。
また、ファンに対しては「これまで情報を出していなかったので、心配された方もいたでしょうから。これからも何かあったら顔を出して、騎手の仕事の大変さと、復帰に向けてこういう段階だというのをファンに見てもらえればと思います」。「復帰に向けて頑張るので、皆さん応援してください」とメッセージを送った。
(取材:小塚歩)
提供:ラジオNIKKEI