10日、阪神競馬場で「
桜花賞トライアル」・
フィリーズレビュー(3歳・牝・GII・芝1400m)が行われ、道中中団のインコースに待機していた
川田将雅騎手騎乗の3番人気
メイショウマンボ(牝3、栗東・飯田明弘厩舎)が、4コーナーを押して回り直線で外に持ち出されると、坂を勢いよく駆け上がっての残り60mで先行各馬をまとめて捕らえて差し切り、好位のインコースを追走して最後まで踏ん張った4番人気
ナンシーシャイン(牝3、美浦・
岩戸孝樹厩舎)以下に、1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分22秒1(良)。
さらに1/2馬身差の3着は決勝線上で2頭が並んだが、外の11番人気
ティズトレメンダス(牝3、栗東・佐山優厩舎)が僅かに出て先着し、この3頭が4月7日に行われる
桜花賞(GI)への優先出走権を手にした。
ハナ差及ばずの4着が、6番人気
ノーブルコロネット(牝3、栗東・
松永幹夫厩舎)。なお、2番人気
サウンドリアーナ(牝3、栗東・佐藤正雄厩舎)は、中団追走から伸びを欠いて7着、1番人気
サンブルエミューズ(牝3、美浦・
加藤征弘厩舎)は、早め先行策も直線伸び脚なく11着に終わった。
勝った
メイショウマンボは、
父スズカマンボ、
母メイショウモモカ、
その父グラスワンダーという血統。年明け、OP特別の
紅梅Sで
レッドオーヴァルの2着とすると、前走・自己条件の
こぶし賞では、牡馬を相手に差し切りV。
桜花賞出走を確実なものにするべく挑んだここは、直線に向いてから自慢の末脚を見事に発揮し、本番への期待が膨らむ嬉しい重賞初勝利を飾った。
【勝ち馬プロフィール】
◆
メイショウマンボ(牝3)
騎手:
川田将雅厩舎:栗東・飯田明弘
父:スズカマンボ母:メイショウモモカ母父:グラスワンダー馬主:松本好雄
生産者:高昭牧場
通算成績:5戦3勝(重賞1勝)