昨年9月に頚椎骨折から復帰を果たしたものの、その後すぐに同じ箇所を負傷。休養を余儀なくされていた後藤浩輝騎手が、21日朝、およそ半年振りに美浦トレーニングセンターに来場。復帰までは時間がかかりそうだが、調教師や関係者らと笑顔で歓談するなど、元気な姿を見せていた。
◆後藤浩輝騎手のコメント
「3月11日に栃木のリハビリをしていた病院を退院して、19日には手術をしていただいた都内の病院で診察を受けました。まだ激しい運動はできないということですが、夏の間に馬に乗り始めたいと思っています。乗る場所は、同期の小林淳一が教官をしている競馬学校か、あるいは馬事公苑、乗馬苑のどこになるかはわかりませんが、この機会に原点に戻って出直したいですね。
復帰する時期ははっきりと決めないつもりですが、秋以降のどこかで復帰できたらと考えています。今回は皆さんへの挨拶と、刺激を受けるためにトレセンに来ました。ここに来れば、また乗りたいという気持ちも湧いてきますし、元気ももらえます。誰かと話をすれば、それを実行しなければなりませんから、僕を奮い立たせる原動力にもなってくれるのではないかと思います。
体力的なものは自信がありますが、地上と馬上では違いますし、競馬というスポーツは危険も伴いますから、これからは馬に乗るためにの体力をつけていきたいと思っています」
(取材・写真:佐々木祥恵)