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【日経賞(GII)】(中山)〜フェノーメノ 完勝

  • 2013年03月23日(土) 17時37分
中山11Rの第61回日経賞(GII、4歳上、芝2500m)は1番人気フェノーメノ(蛯名正義騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分32秒0(良)。1馬身1/2差2着に9番人気カポーティスター、さらに1馬身差で3着に7番人気ムスカテールが入った。

フェノーメノは美浦・戸田博文厩舎の4歳牡馬で、父ステイゴールド母ディラローシェ(母の父Danehill)。通算成績は10戦5勝となった。

〜レース後のコメント〜
1着 フェノーメノ(蛯名騎手)
「堂々としたレースを見せることが出来ました。3歳秋に古馬と対戦してあれだけの競馬をしていますから、状態はあれより良くなるということはないですが、風格が出て、どっしりと構えられて、力強さも出て、非常にいいと思います。今後は、強い相手がたくさんいますが、結果が出るように頑張るだけです。ステイゴールドの仔はヤンチャな馬が多いのですが、この馬は大人しいですし、乗ってて安心でした」

(戸田博文調教師)
「休み明けだったのですが、順調にいい競馬を見せてくれました。正攻法のレースをする馬という感じで、癖がありません。後ろからでなければ、また前からでなければ競馬が出来ないというのはないので、ジョッキーも乗り慣れていますし、自信を持って乗ってくれました。元々は大人しく、いい子ですが、子供子供している馬でした。パドックなどでも前を歩いていたオーシャンブルーが暴れてうるさかったのですが、以前ならムキになっていたところがなくなり、落ち着いていました。まだタイトルを取っていないので、GIを取らせてあげたいです。もっと競馬に磨きをかけて3強にも割って入ってもらいたいです。香港からの招待もあるので、今後は早めにオーナーと相談して、来週中にはハッキリさせたいです」

2着 カポーティスター(高倉騎手)
「レース前に考えていたように、最初内を走らせて少しずつ外に出してスムースに走らせることが出来ました。展開はきつくなりましたが、3コーナーから4コーナーに掛けて脚を取られて怯んだものの、馬体が合ってからはまたハミを取ってくれて、よく頑張ってくれました。勝負根性のある馬ですし、56キロでも結果を出しましたから、次も楽しみだと思います」

3着 ムスカテール(内田博騎手)
「右回りだとどうしても内にモタれてしまいます。それでもこれだけ頑張っていますから、力はあります」

5着 マイネルキッツ(三浦騎手)
「うまく内が空いたのでスムースに動いて行けました。ある程度結果は残せましたし、今日の走りは次に繋がると思います」

6着 アドマイヤフライト(福永騎手)
「ここ3戦、スローのヨーイドンのレースで勝ってきましたが、ここは強い相手に厳しい展開でした。それでもそんなに負けていませんし、揉まれるレースも今後のことを考えるといい経験です。ついこの間まで500万下条件にいた訳ですから、まだ良くなる馬。今後に期待したいです」

9着 オーシャンブルー(C・デムーロ騎手)
「いい感じでレースは出来たと思うんですが、勝負どころで馬が進んで行きませんでした。力はある馬ですが、原因は分かりません」

提供:ラジオNIKKEI

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