スマートフォン版へ

「女馬じゃない」内田騎手が語るジェンティルドンナ/ドバイ特別ニュース

  • 2013年03月25日(月) 18時20分
昨年のジャパンカップ(GI)では、オルフェーヴル(牡5)を接戦の末にねじ伏せ、今や国内敵なしと言っても過言ではないジェンティルドンナ(牝4)。ドバイ・メイダン競馬場で3月30日(土)に行われる、ドバイシーマクラシック(首GI)で、日本の最強牝馬としてどんな競馬をしてくれるのか、注目と期待が集まっている。そのジェンティルドンナの強さの秘密を、昨年の牝馬クラシック戦線の好敵手・ヴィルシーナ(牝4)に騎乗していた内田博幸騎手に語ってもらった。(取材・写真:佐々木祥恵)

「あの馬は、後ろからレースを進めた時も最後の差し脚がすごいですし、ある程度先行する競馬もできるように、自在性がありますからね。それが強味ではないでしょうか。

昨年の秋華賞(GI)のヴィルシーナは、ある程度リードしていくつもりでいました。ジェンティルドンナは絶対に後ろから来るから、その前に馬場の真ん中くらいに出て、相手が来たな! というあたりがゴールだったら勝てるなと思っていました。ところが、来たなと思った瞬間に並ばれて、あっという間に交わされてしまいましたからね。この戦法しかないと思って乗っていまし、ヴィルシーナも歯を食いしばって伸びてはいたのですが、それで負けてしまいましたから。改めてあの馬の強さを実感しました。瞬発力や根性もすごいですが、体付きを見ても、筋肉から何から女馬じゃないですよね。たまたま牝馬だったというだけであって。

ジャパンカップでは、オルフェーヴルとの大接戦を制しましたが、ああいう形になると牝馬は強いですよね。人間もそうですけど、女性の方が強いですよ(笑)。最後のひと踏ん張りがすごいですよね。オルフェーヴルは海外遠征明けというハンデや、3歳牝馬との斤量差があったにしても、あの時はジェンティルドンナが上回っていたのだと思います。他の馬たちは2頭にあっさりと交わされているわけですし、あの2頭は正に王様と女王様で、どっちが強いとは言えないとは思いますけどね。いずれ、ゴールドシップとも当たるかもしれないですから、それも楽しみですね。

日本馬も強くなっていますし、ドバイでも是非、ジェンティルドンナの根性を見せてほしいです」

いま読まれています

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す