31日2時20分(現地21時20分)、UAEドバイ・メイダン競馬場で行われた
ドバイシーマクラシック(GI・芝2410m・1着賞金300万USドル)に、日本から
桜花賞・
オークス・
秋華賞の牝馬3冠、
ジャパンCを制して2012年の
年度代表馬に輝いた
ジェンティルドンナ(牝4、栗東・石坂正厩舎)と、現地での前哨戦を一叩きして挑む
トレイルブレイザー(牡6、栗東・
池江泰寿厩舎)の2頭が出走した。
岩田康誠騎手を背に、11頭立ての8番枠からスタートした
ジェンティルドンナは、好スタートを決めて道中3番手の外目から運び、4コーナーもいい手応えで回って最後の直線へ。直線半ば、2番手追走から先に抜け出した
セントニコラスアビー(牡6、愛・A.オブライエン厩舎)が内、
ジェンティルドンナを外にして2頭が後続を引き離しての追い比べとなるが、残り100mで振り切った
セントニコラスアビーを捕らえ切れず2着に敗れた。
なお、
武豊騎手騎乗の
トレイルブレイザー(牡6、栗東・
池江泰寿厩舎)は、道中5番手を追走するも直線に向いて伸びを欠き、最下位11着に敗れた。
ジェンティルドンナは、
父ディープインパクト、
母ドナブリーニ、母
父Bertoliniという血統。昨年、
ジャパンカップで2011年のクラシック3冠馬にして、
凱旋門賞2着馬の
オルフェーヴルを破り、GI4勝を挙げた日本の新女傑の今年の初戦。実績から現地でも堂々の1番人気に推されるなど、レース前から抜群の注目度を集めての出走になったが、厳しいアウェー戦を改めて感じさせる2着に敗れ、昨年の
桜花賞から続いた連勝は5でストップとなった。
【
岩田康誠騎手のコメント】
悔しいです。日本と違うゲートに戸惑い、出遅れてしまいました。弾むように走っていたので、芝は問題なかった。最後も捕まえられると思ったのですが、道中掛かっていた分、伸び切れませんでした。それでも世界と戦える手応えはつかめましたし、次はもっと強いジェン
ティルを見せたいです。
【
武豊騎手のコメント】
スタートもよく3コーナーまでは思い通りでしたが、そこから付いていけなくなってしまいました。コンディションでしょうか・・・。残念です。
【プロフィール】
◆
ジェンティルドンナ(牝4)
騎手:
岩田康誠厩舎:栗東・石坂正
父:ディープインパクト母:ドナブリーニ母父:Bertolini馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザン
ファーム
通算成績:10戦7勝(重賞6勝)
主な勝ち鞍:2012年
桜花賞(GI)・
オークス(GI)・
秋華賞(GI)・
ジャパンC(GI)