先週同様、朝一番のCWコースで、A.シュタルケ騎手を背に併せ馬の追い切りを行った
トーセンソレイユ(栗東・
池江泰寿厩舎)。ジョッキーが跨るまでも、跨ってからも首を左右上下に振る仕草を見せ、相変わらずの煩さを見せていた。
そんな仕草を見せるのは追い切り前だけで、いざ走り出すと、折り合いはスムーズ。
ファーザモアが先行する流れを1秒以上追走する形だったが、行きたがるようなところはなく、徐々に差を詰める形でピッチを上げた。
直線に向いた時は2馬身ほどの差だったが、ラスト1F地点では内から並びかけて、最後は追い出されて3馬身近く先着。6F84.0〜5F69.0〜4F54.5〜3F40.4〜1F11.5秒と全体は遅くなったが、終いの伸びは秀逸。ゴールを過ぎてからの1Fも14秒ほど出ており、余力十分でこの時計だった。軽かった先週に比べて、一変の一杯追い。これまで2戦の最終追い切りとは違った最終調整だが、これがどのように出るかだろう。(撮影:井内利彰)