4日、昨年の
菊花賞で4着に入り、今年に入っては
京都記念で2着とするなど、古馬中長距離路線で活躍していた
ベールドインパクト(牡4、栗東・
大久保龍志厩舎)が、先日発症していた右前脚の屈腱炎の症状が重く、このままを現役を引退することが明らかとなった。馬主である、社台レースホースのホームページで発表された。今後については、乗馬になる予定だという。
同馬は、前走・
阪神大賞典で4着のあと、
天皇賞・春を目標に調整が続けられていたが、先月28日になって右前脚の裏筋部分に屈腱炎を発症していた。その後は、宮城県亘理郡山元町の山元トレセンへ放牧に出され、全治については現段階で不明とされていたが、現役続行を断念して引退することになった。
ベールドインパクトは、
父ディープインパクト、
母ヴァイオレットラブで、2007年
ヴィクトリアマイルを制した
コイウタの半弟という血統。2011年11月13日にデビューすると(5着)、3戦目の年末の阪神未勝利戦(芝1800m)で初勝利を挙げた。その後は、重賞勝ち鞍こそなかったが、昨秋の
菊花賞4着を筆頭に、
京都新聞杯、明け4歳の初戦・
京都記念での2着など、OP特別勝ち2勝を含めて高いレベルで安定した戦績を挙げて活躍した。
【プロフィール】
◆
ベールドインパクト(牡4)
厩舎:栗東・
大久保龍志父:ディープインパクト母:ヴァイオレットラブ母父:ドクターデヴィアス馬主:社台レースホース
生産者:社台
ファーム
通算成績:13戦3勝