4月28日にシャティン競馬場で行われるオーデマ・ピゲ・クイーン・エリザベスII世カップ(GI)に出走を予定している
エイシンフラッシュ(栗東・
藤原英昭厩舎)が、国内での最終追い切りをCWコースで行った。
まずは藤原和男調教助手が跨って、角馬場でじっくりと前運動を行い、その後、
M.デムーロ騎手に乗り替わり。CWコースの正面から出てきて、
ブランクヴァースが外埒沿い、
エイシンフラッシュが内埒沿いという隊形で向正面へ。
6F標識で3馬身ほど追走する形だったが、5F標識ではその差は1馬身ほどに縮まっていたが、行きたがっているというよりも、自然と追いつくような形。直線に向いてからも、ジョッキーの手綱が緩むことなく、抑えられたまま、ラスト1F標識を迎え、標識を過ぎてから、じわっと前に並びかける形でゴール。
ゴール板を過ぎると、すぐに
エイシンフラッシュが前に出る形だったが、この時の走りは、まさに「一体感」という言葉がぴったり。時計は6F81.8-5F65.8-4F51.6-3F38.0-1F12.0秒と速く、国内最終追い切りとしては、文句ない形で香港へ向かうことになりそうだ。(取材・写真:井内利彰)