4月21日(日)に東京競馬場で行われる
フローラS(GII・芝2000m)に出走予定の
エバーブロッサム(牝3・
堀宣行厩舎)、4月20日(土)に福島競馬場で行われる
福島牝馬S(GIII・芝1800m)に出走予定の
オメガハートランド(牝4・
堀宣行厩舎)、
マイネイサベル(牝5・
水野貴広厩舎)、
アカンサス(牝5・
畠山吉宏厩舎)、マイネオー
チャート(牝5・
畠山吉宏厩舎)についての、陣営のコメント。
◆
フローラSの
エバーブロッサム、
福島牝馬Sの
オメガハートランドについて、
堀宣行厩舎の橋本篤典調教助手
「
エバーブロッサムは、半マイルからの追い切りでサラッとやりましたが、終いの反応は良かったですね。デビュー戦(芝1600・6着)はフワフワしていて競馬にならなかったのですが、2戦目の未勝利戦(芝2000m)はフワフワしながらも勝ってくれました。3戦目の
フラワーC(GIII・芝1800m)は、フワフワせずに集中して走ってくれての2着と、1戦ごとに良くなっています。2000mでも勝っていますし、距離も問題ないと思います。いい感じでレースに臨めそうです。
オメガハートランドも、いつも通り半マイルからやりました。終いの反応も良かったです。しばらくピリッとしなかったのですが、昨年12月の
ターコイズS(OP・芝1600m)で2着となり、成績が出だしてからは、調教の動きも良くなってきました。ピリッとしなかった頃は、70−40くらいの調教でもアラアラで終いも今一つでしたが、最近は終いもしっかりしていますからね。福島は初めてですが、1800なら何とかなると思います。渋った方がいい馬なので、荒れた馬場も合っているでしょう」
◆
マイネイサベルについて、
水野貴広調教師。
「前走の
中山牝馬S(GIII・芝1800m)は休み明けでしたが、体も仕上がっていましたからね。それに調教の走りを見ても右回りは大丈夫だと思っていましたから、勝つことができて良かったです。
いつも通り1週前にしっかり追い、今週(4/17)はサラッとやりましたが、良い動きでしたね。昨年のこのレースは5着に敗れていますが、この1年で重賞を2勝していますし、自分の競馬ができれば、良い勝負になると思います。次のGI(
ヴィクトリアマイル・芝1600m)に向けて、良い競馬をしてほしいですね」
◆
アカンサスについて、
畠山吉宏厩舎の白崎裕介調教助手。
「追い切りの動きは悪くないと思います。昨年のこのレースでは3着に来ていますから、福島コースも大丈夫だと思います。道中、力むところがありますから、折り合いが鍵になりそうですね。今週は柴山騎手に乗ってもらい、感触を掴んでもらいました。良い馬だと言っていましたが、やはり引っ掛かるところはあるようです。最後は伸びてくるので、道中どれだけ脚をためられるかだと思います」
◆
マイネオーチャードについて、
畠山吉宏厩舎の結城伸吾調教助手。
「先週に比べると、動きは良くなってきましたね。ただ、休み明けはあまり走らないですし、1800mはこの馬にはちょっと忙しい気がしますので。そのあたりがどうでしょう。不思議な馬で、使われるごとにどんどん調子を上げ、飼葉食いも良くなるんですよ。牝馬では珍しいタイプだと思います。体調自体は良いので、次につながるレースをしてほしいと思っています」(取材・写真:佐々木祥恵)