フェノーメノが打倒
ゴールドシップに燃えている。休み明けの
日経賞を難なく快勝し、臨戦態勢は万全。戸田師も「
ジャパンC後に休ませたことが成長につながった。気性面、肉体面ともに昨年よりも良くなり、古馬らしくなっている」と愛馬の
パワーアップを実感する。1週前追い切りは、蛯名を背に美浦Wで6F81秒7-13秒0(一杯)。パートナーをとらえる時の迫力がすさまじく、ここ数戦では一番の気配にある。「前走を見る限りでは距離延長は問題ないと思っている。初の関西遠征で初コースとなるが、克服してほしい」。昨年はダービー、
天皇賞・秋で2着。戴冠にはあと一歩届かなかったが、現役屈指の能力の高さは実証済み。悲願のGI制覇へ機は熟した。
2010年の覇者
ジャガーメイルは、9歳になった今年もまだまだ元気いっぱいだ。昨秋の復帰2戦は(7)(10)着と衰えを感じさせる内容だったが、暮れの香港で一変。
レッドカドーの鼻差2着に好走とすると、年明け初戦となった
ダイヤモンドSでも2着に入り、古豪健在を改めてアピールした。そして、注目の1週前追い切りは戸崎圭を背に美浦Pで5F61秒7-11秒7(直一杯)。スムーズな脚さばきで活気あふれる動きを披露した。「この中間はいつも以上に攻めの調教を行い、1週前も意識的に速い時計を出した。年齢を感じさせないし、京都の長距離コースはこの馬に合っている。いい形でレースに臨めると思います」と橋本助手も力強い。過去3度の挑戦は(5)(1)(4)着。豊富なスタミナを武器に2度目の盾制覇を狙っている。
提供:デイリースポーツ