7時5分ごろ、坂路馬場に登場した
ゴールドシップ(栗東・
須貝尚介厩舎)。頭数が少ない時間帯だったこともあり、周囲には他馬がいない状況でスタート。
スタート時は速くなりすぎないように、北村浩平調教助手がしっかりと手綱を抑えていたが、折り合いを欠くようなところはなし。スムーズにキャンターになって、前半2Fはゆったりとしたキャンター。
カーブを過ぎたあたりで、ギアが一段上がって、脚捌きの回転速度が上がると、少しだけ走るモードに。時計は4F61.1〜3F43.7〜2F28.6〜1F14.2秒。相変わらず、舌を出して余裕たっぷりの走りだったが、後半2Fは14秒台のラップを踏むところが、この馬の
パワーだろう。
厩舎へ戻る途中に、馬の様子を確認したが、見た目には完全に落ち着いており、その表情も優しく見えるのだが、瞳の奥には闘争心がはっきり。もちろん、馬体も研ぎ澄まされた印象で太目感はない。今週の追い切りがハードだっただけに、もう少しピリピリした週末をイメージしていたが、さすがは超G1ホースといったところだろう。(取材・写真:井内利彰)