「第35回
新潟大賞典・GIII」(芝2000m)は5日、新潟11Rに16頭で争われ、好位を追走した6番人気の
パッションダンス(栗東・友道)が、3番人気
アドマイヤタイシ(2着)との壮絶な追い比べを鼻差で制し、うれしい重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分56秒9。さらに3馬身離れた3着には後方から追い込んだ4番人気の
ダコール。なお、1番人気の
ナカヤマナイトは5着に敗れた。
テン乗りで結果を出した藤岡康は「ゴール前では、内と外で離れていましたので勝ったか分からなかった。直線に向いても手応えは十分だったし、周りを見ながら追い出しのタイミングを考えた。新潟で初めて重賞を勝ててうれしいです」と充実の汗をぬぐった。
レース前は次走に
鳴尾記念(6月1日・阪神、芝2000m)を予定していたが、この勝利で
宝塚記念(6月23日・阪神、芝2200m)も視野に入ってきた。友道師は「今後はオーナーと相談して決めたい」と力を込めた。手にしたタイトルと自信を胸に、今後はさらなる強豪へと挑んでいく。
提供:デイリースポーツ