昨年暮れの
朝日杯FS(8着)に続き、GIタイトルに手が届かなかった。1番人気
エーシントップは3角手前で首を振って引っ掛かるシーン。先行2頭から少し離れた3番手で向正面を乗り切ったが、折り合いを欠いた分は返ってこない。
直線では進路をカットされつつも立て直した(2着馬の内斜行=田中勝は過怠金10万円)が、さすがに最後は伸び切れなかった。内田博は「かわされたらもう、アッという間に(差が)開いちゃった」と首をひねる。7着という結果に「前半もなだめたんだが。ペースも、この相手だからこれくらいなんだろうし」と完敗を認めるしかない。
3月2日に77歳で他界した“エイシン”の冠名で知られる平井豊光会長が、軍団の頂点に立つようにと名付けた一頭。幸い、出張馬房へ引き揚げてきたあとも異常はなく元気な姿を誇示した。巻き返しのチャンスはきっとまた訪れるはずだ。
提供:デイリースポーツ