12日、東京競馬場で春の古馬女王決定戦・
ヴィクトリアマイル(4歳上・牝・GI・芝1600m)が行われ、好スタートを決めて道中は2番手で運んでいた
内田博幸騎手騎乗の1番人気
ヴィルシーナ(牝4、栗東・
友道康夫厩舎)が、直線に向いてじわじわと先頭に並びかけると残り180mで僅かに先頭に立ち、中団追走から直線に向いて一気に追い込んだ12番人気
ホエールキャプチャ(牝5、美浦・
田中清隆厩舎)のゴール前での猛追をハナ差だけ退けて優勝した。勝ちタイムは1分32秒4(良)。
さらに1/2馬身差の3着に、3番手追走から直線も見せ場十分に伸びてきた5番人気
マイネイサベル(牝5、美浦・
水野貴広厩舎)が入った。4着には、ゴール前で大外を追い込んだ4番人気
ジョワドヴィーヴル(牝4、栗東・松田博資厩舎)、5着に7番人気
ドナウブルー(牝5、栗東・石坂正厩舎)の順で確定。
なお、2番人気
ハナズゴール(牝4、美浦・
加藤和宏厩舎)は直線で前が狭くなるシーンもあって6着、3番人気
サウンドオブハート(牝4、美浦・松山康久厩舎)は見せ場なく14着に敗れ、16番人気
フミノイマージン(牝7、栗東・
本田優厩舎)は、最後の直線で競走を中止している。
勝った
ヴィルシーナは、
父ディープインパクト、
母ハルーワスウィート、
その父Machiavellianという血統。昨年の牝馬3冠ロード、
桜花賞・
オークス・
秋華賞で
ジェンティルドンナとの直接対決ですべて2着。満を持して挑んだ
エリザベス女王杯でもまたも2着に敗れて涙を呑んだが、古馬牝馬として迎えた初のGIで、昨年2月の当地・
クイーンC(GIII)以来となる久々の勝利、そして「5度目の正直」で叶った嬉しい嬉しいGI初戴冠を見事に決めた。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ヴィルシーナ(牝4)
騎手:
内田博幸厩舎:栗東・
友道康夫父:ディープインパクト母:ハルーワスウィート母父:Machiavellian馬主:佐々木主浩
生産者:ノーザン
ファーム
通算成績:11勝4勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2012年
クイーンC(GIII)