折り合いが鍵になる
エピファネイアだが、その心配は杞憂に終わりそうだ。福永を背に栗東CWで行われた1週前追い切りは5F68秒3-11秒3を馬なりでマーク。緩めればいつでも掛かってしまいそうな雰囲気だったが、何とか我慢ができていた。そして、19日にもCWで5F69秒4-12秒4(馬なり)。素晴らしい動きで、体調面は文句のつけようがない。「気持ちも体も出来上がってます。
皐月賞前はハミを抜いて調教していたのを、かんでも我慢できるように乗ってきました。今回が一番負荷がかかっています」と鈴木助手も力強く言い切った。
皐月賞では2着に敗れたが、最後まで
ロゴタイプに食らいついたのは能力の証明。母が
オークスを制した舞台で、今度は息子が頂点に立ってみせる。
今季は結果が伴わない
コディーノだが、2歳時に見せたパフォーマンスは圧巻の一語。歯車さえかみ合えば当時の強さがよみがえってきてもおかしくない。1週前追い切りは美浦Wで6F82秒8-13秒0(馬なり)。3頭併せの真ん中で、終始抜群の手応えで駆け抜けた。攻めを強化しても
テンションは維持しており、かなりの上積みがありそうだ。「(1週前に)初めて乗ったけど、気分良く走っていた。掛かるような面も見られなかったよ。レース週の追い切りにもまたがりたい。GI馬になるのにふさわしい格を持っている」と新パートナーを組むウィ
リアムズも能力の高さを絶賛。確かな手応えを得て本番に挑む。
提供:デイリースポーツ