日本ダービーに出走予定の関西馬は続々と東京競馬場へ入厩している。
すでに24日、
クラウンレガーロと
タマモベストプレイは順調なスケジュールで移動を終えている。
25日、午前6時に栗東トレセンを出発した
エピファネイア、
ペプチドアマゾン、
ミヤジタイガは午後0時半ごろ東京競馬場に到着。
続いて、午前7時出発の
ラブリーデイが午後1時10分ごろ、無事到着している。
エピファネイアは落ち着いた様子で馬運車から降り、馬房に入った。すぐに、砂浴びをするように敷かれたウッドチップの上に寝るなど、
リラックスしている様子だった。
以下は担当する鈴木助手の話。
「輸送はとても順調でした。カリカリした様子もないです。 状態はもう、お釣りはないです。このあとは放牧の予定ですし、ギリギリまで仕上げました。当日は高めの
テンションで、多少の発汗はあるかもしれません。でも、普段は落ち着いているのでね。問題ないです。 (馬体重は)これまで輸送で馬体重を減らしたことはありません。ただ、今回は栗東にいる時点で少し体重を減らして“もう1枚”スリムにしていこうということで仕上げてきました。だから、マイナス体重は予定どおりです。 (ダービーに向けての調教は)長いスパンでしっかり負荷をかけてきました。
皐月賞のときはハミを噛まずに
リラックスして走るように教えてきたんですが、競馬にいったらどうしても噛んでしまう、と。だったら、ハミをしっかり噛んだ状態で我慢できるように教えていったほうがいいんじゃないかということで方針を切り替えました。調教の内容は変わりましたが、(
エピファネイア自身は)それをうまくこなしていました。 あとは2400メートルという距離を走る中で(ハミを噛んだ状態で走り続けて)どれだけ体力が残っているか、という問題でしょう。それもあったので、よけいな肉はそぎ落とそうということでマイナス体重の仕上げになりました。 (「賭けみたいな仕上げですね」という問いかけに)まぁ、でもやるしかないんでね。負けたときと同じことをやっていても勝てないので。 たぶん、やってくれるんじゃないかと、期待はしているんです(笑)。明日の夕方、(報道陣のみなさんに)『ありがとうございます』といえるように頑張ります。」
なお、
キズナ、
アクションスター、
テイエムイナズマ、
メイケイペガスターは午前10時に栗東トレセンを出発。夕方4時ごろ、東京競馬場へ到着する予定。(取材・写真:花岡貴子)