4日、
安田記念を優勝した
ロードカナロアは厩舎周辺の運動で体をほぐした。
「頭が下がります。実に強かったですね」と担当の岩本助手。火曜日は全休日明けのため、運動中に
テンションが高くなる馬も少なくない。しかし、
ロードカナロアはその環境下でも実に落ち着いた雰囲気で周回を重ねていた。岩田騎手は戦前、
ロードカナロアの精神力の強さを語っていたが、今日の様子からもオンオフの切り替えの上手さを感じさせた。
ひさびさにマイル戦を戦ったことでの反動が懸念されたが、その心配は取り越し苦労で終わりそうだ。
「着差以上に強い競馬をしてくれました。マイルのほうが道中で息を入れて走れる分だけ馬もラクだったようで、こちらが思っていた以上にダメージがありませんでした。レースの直後もいまもケロッとしていますよ」(安田翔助手)
気になる次走は「まだ未定」(安田翔助手)とのこと。ひとまず、当初の予定どおり「リフレッシュが目的」(安田翔助手)の放牧に出ることだけが決まっている。行先はこれまでどおり、滋賀県のグリーンウッドになる見込みだ。(取材・写真:花岡貴子)