6月23日(日)の東京5R、芝1600mの新馬戦でデビュー予定の
オキテスグメシ(牡2・
父アグネスデジタル/小桧山悟厩舎)、
アルバート(牡2・
父アドマイヤドン/
堀宣行厩舎)、6月22日(土)の東京5R、芝1400m(牝馬限定)の新馬戦でデビュー予定の
スローライフ(牝2・
父ハーツクライ/
畠山吉宏厩舎)について、陣営に取材をした。
思わず笑みがこぼれてしまいそうな珍名馬・
オキテスグメシについて、小桧山悟厩舎の渡辺将吉調教助手のコメント。
「
JRAブリーズアップセールの出身馬ということもあり、扱いも楽ですし、ゲート試験もすんなり通り、ここまで順調に来ています。子供っぽさが残っていて、まだ若さも時々見せますね。良いものを持っていそうですし、競馬を使いながら良くなってくる馬だと思います。
オキテスグメシという名前は、わりと最近ついたので、それまでは父の
アグネスデジタルから『アッちゃん』と呼んでいました。やはり同じオーナー(福田光博氏)の馬で、
ネルトスグアサ(牡3・500万下・放牧中)という名前の馬もいるのですが、こちらは大人しくて調教も素直で良い子ですよ。競馬になると激しいところを見せますけどね。
ネルトスグアサ、
オキテスグメシと来ていますので、オーナーが次にどんな名前を付けてくれるか楽しみにしています」
アルバートについて、
堀宣行厩舎の橋本調教助手。
「ウチの厩舎は、この時期にはあまり新馬をおろさないのですが、ゲート練習と併せて時計も出して、この馬は厩舎としては珍しいパターンですね。それでもへこたれずに順調に来ていて、動きも良く、能力はありそうですね。種牡馬(
アドマイヤドン)からダートをイメージしがちですが、芝もこなせると思います」
スローライフについて、
畠山吉宏調教師。
「セレクトセール出身で、1歳時から見栄えのする馬でした。大きくて胴の詰まった感じもなかったですし、
ハーツクライ産駒ということで、早いデビューというイメージではなかったのですが、育成段階からここまで常に順調に来ています。トレセンに入厩したのは4月末か5月初旬で、ゲート試験もすぐ合格しましたが、牝馬限定の新馬戦がここまでなかったので、一旦放牧に出しました。牧場でもしっかり乗り込まれ、ここを目標に戻ってきて、先週も坂路で49.6と速い時計がポンと出ました。今週も坂路でほぼ馬也でしたが、51.5と合格点の時計を出しています。追い切り2本と本数的には多くないので、それがどう出るかですが、走れる態勢にはあると思います。もう少し距離が長くても良さそうですが、母系は短いところを走っていますし、モサッとしているわけでもないので、1400mも大丈夫でしょう。希望としては、ゆったり流れてほしいですね」(取材・写真:佐々木祥恵)