11日、2011年の牡馬クラシック3冠などGI・5勝を挙げている
オルフェーヴル(牡5、栗東・
池江泰寿厩舎)が、今年の秋もフォワ賞(GII・ロンシャン・芝2400m)を
ステップに、昨年惜しい2着とした
凱旋門賞(GI・ロンシャン・芝2400m)へ当初の予定通りに出走することが明らかとなった。フランスでの2走は昨年同様に、C.スミヨン騎手が手綱を取る。
オルフェーヴルは、連覇を目指していた
宝塚記念の1週前追い切りで、運動誘発性肺出血のため同レースを急きょ回避。滋賀県のノーザン
ファームしがらきに放牧へ出ており、その動向が注目されていた。
この日、馬主であるサンデーレーシングのホームページ上で「放牧後も状態は安定していることから、当初からの目標である
凱旋門賞に今年も向かいます」と発表された。また、フランスからの帰国後については、12月22日に行われる
有馬記念へ向かうプランがあるという。
凱旋門賞には、今年の
日本ダービーを
武豊騎手で制した
キズナ(牡3、栗東・
佐々木晶三厩舎)も参戦を表明しており、日本競馬界の長年に渡る悲願達成が大いに期待される。
なお、昨年の
年度代表馬ジェンティルドンナ(牝4、栗東・石坂正厩舎)については、当初
凱旋門賞を目指していたが、
宝塚記念(3着)の結果を受けてこの秋は国内に専念。
天皇賞・秋から、
ジャパンC連覇を目指すローテーションが先日発表されている。