先週の新馬戦の勝ち馬と、今週(7/14)の新馬戦でデビューする馬を取材した。
芝1200mの新馬戦で逃げ切り勝ちを収めた
ハツガツオ(牝2・
父パラダイスクリーク/
石栗龍彦厩舎)について、
石栗龍彦調教師。
「スタートもポンと出ましたし、レースセンスが良い馬ですね。性格も素直ですよ。今後はこのまま在厩させて、新潟の
ダリア賞(8/3・2歳OP・芝1400m)に向かう予定です」名前が印象的な同馬だが、厩舎スタッフによると「とても大人しい」とのこと。洗い場にいる
ハツガツオにカメラを向けたが、扇風機の風に吹かれて今にもウトウトしそうな表情をしていた。
ダ1150mの新馬戦で、
内田博幸騎手を背に初陣を飾った
ニシノイナズマ(牡2・
父スウェプトオーヴァーボード/
松山将樹厩舎)について、
松山将樹調教師。
「
スウェプトオーヴァーボードの産駒ですからダート向きかなとも思うのですが、ダート馬のような硬さはないんですよね。内田騎手も芝でも大丈夫と言ってくれました。今後は放牧に出さずに
ダリア賞を使う予定です」
7月14日(日)の福島5Rの新馬戦(芝1800m)でデビュー予定の
レッドグルック(牡2・
父メイショウサムソン/
手塚貴久厩舎)は半兄に
ファルコンS(GIII・3歳OP・芝1400m)勝ちの
インパルスヒーロー(
父クロフネ)がいる血統。手塚調教師のコメント。
「体が締まってきて、調教の動きも良くなってきました。使った後に更に良くなる感じもしますけどね。スタートも普通に出ますし、追い切りに乗った内田騎手の感触も良かったですよ。好勝負ができそうですね」
7月14日(日)の福島6Rの新馬戦(芝1200m)でデビュー予定の
ユールドゥー(牡2・
父サムライハート/
高橋祥泰厩舎)について、
高橋祥泰調教師。
「福島の芝1200mは、ゲートを出てからの二の脚が速く、すぐに流が乗れて終いも伸びるというタイプが合う特殊なコースですが、この馬がこの条件に適性があるかどうかは、やってみなければわからないところはありますね。2週前に時計の速い追い切りをし、1週前はさほど時計を出さないという追い切りをしました。速い時計を出した次の週は、
テンションが上がりそうなものですが、翌週も抑えがきいた走りができていました。このように2週続けて安定した走りができる馬は、環境が変わっても大丈夫だと思いますし、初戦から動けるのではないでしょうか。追い出してからの反応も良かったですよ」(取材・写真:佐々木祥恵)