8月3日(土)に新潟競馬場で行われるダリア賞に出走予定のデスティニーラブ(牝2・斎藤誠厩舎)、ユールドゥー(牡2・高橋祥泰厩舎)、アポロスターズ(牡2・堀井正広厩舎)ハツガツオ(牝2・石栗龍彦厩舎)、及び今週の新潟でデビュー予定のアポロセッツァー(牡2・父アポロキングダム・堀井雅広厩舎)、グランツ(牡2・父コマンズ・手塚貴久厩舎)、ケンタッキーミント(牝2・父ゼンノロブロイ・鹿戸雄一厩舎)についての陣営のコメント。

ダリア賞
デスティニーラブについて、斎藤誠調教師。
「先週はソエ気味でしたが、今週は良くなっていて、ビシッと追い切ることができました。右にモタれる面がありますが、田辺騎手も2戦続けて乗っていて、今回は3度目になりますから、そのあたりも心配していません。前走の未勝利戦は1200mで勝ちましたが、2着だったデビュー戦で1400mを走っていますし、距離は問題ないでしょう。好勝負を期待しています」

ユールドゥーについて、高橋祥泰調教師。
「祖母(サパテアード)が短距離で走っていまし、母父もアドマイヤコジーンですから、前走のデビュー戦は芝1200mを使いましたが、距離の適性がつかみづらいところがあり、レースに行って果たしてどうかなと思って見ていました。案の定、テンにモタモタしましたが、直線に向いてエンジンがかかり、伸びてくれて勝つことができました。レース後もテンションが上がらないですし、問題なく順調に来ています。馬房の中では、むしろボーッとした感じですね。早い時期から走る馬は、シャキシャキしたタイプが多いので、それを考えるとこの馬はまだ伸びしろがあると思います。今週は坂路で追い切りましたが、騎乗した北村(宏)騎手も、乗りやすい馬だと言ってくれました。福島よりも、直線の長い新潟の方が合っていると思います。前走は若干メンバーに恵まれた感もありましたので、今回、どんな走りをしてくれるかですね」

アポロスターズについて、堀井雅広調教師。
「2着馬(ニシノハイツリー)にクビ差まで詰められた新馬戦(芝1200m)の勝ち方は、少し物足りなさもありますが、その時の2着馬が2戦目も2着に来ているように、レベル的にもまずまずのレースだったのではないかと思います。勝った後も順調で、イライラする面もなく、心身ともに好調をキープしています。これから距離を延ばしていくことになりますが、1400mでどのような競馬をしてくれるか楽しみです」

ハツガツオについて、石栗龍彦調教師。
「今週はウッドチップコースで、単走で追い切りました。15−15くらいで終いは馬也でしたが、輸送もありますし、体もできているので、そんなにやる必要はないでしょう。追い切りに騎乗した横山(典)騎手の感触も良かったですよ。前走の新馬戦から200m長くなりますが、距離が延びても良い血統ですから大丈夫でしょう。前走は逃げ切り勝ちでしたが、他に速い馬がいればハナにこだわらなくても良いですし、ケンカせずに行けるようなら逃げても良いと思っています。いずれにしてもスタート次第ですね」

新馬戦
8月3日(土)新潟5R　芝1800m
アポロセッツァーについて堀井正広調教師。
「馬っぷりが良い馬で、走らせるとトビも大きく、長めの距離が合いそうな馬ですよ。蛯名騎手は辛口の方ですが、感触は良かったですね。ゲートも速いですし、十分に乗り込んでいて出走態勢も整っています」

8月3日(土)新潟6R　ダ1200m
グランツについて、手塚貴久調教師。
「体は少し太い感じがありますが、体型的なものもあるようです。今週の追い切りの動きも良く、仕上がりに関しては問題ないですね。体型のわりには素軽い走りをするので、芝も走りそうですが、距離が短い方が良さそうなので、ダート1200mを使います。ゲートの出も速くて、しまいもしっかり伸びてきそうな馬なので、楽しみですね」

8月4日(日)新潟5R　芝1600m
ケンタッキーミントについて、鹿戸雄一調教師。
「馬体重が460〜70キロくらいあり、良い馬ですよ。ここのところ、田中(勝)騎手が乗っていますが、雰囲気が良いと言っていました。性格は素直ですし、切れる脚を使えそうな感じがありますね。調教は十分やっていますので、態勢は整っていると思います」(取材・写真：佐々木祥恵)