大相撲で旭天鵬の立ち会いの際、「日本人負けるな」という声援があった。
彼がモンゴル出身だから相手の力士にそう言ったのだろう。
だが彼は日本に帰化した日本人だ。傷つくのは無理もなかった。
同じような意識は競馬ファンにも感じることがある。
先日の騎手交流競走で、3人の地方出身騎手がJRA代表に入ったとき、
「彼らはJRA代表ではない」と言う意見は少なくなかった。
スタート地点は違えど、狭き門をくぐって
JRA騎手となった先の身分に違いはない。
地方出身だから、外国人だから、生え抜きだから、
という声は聞きたくない。
特にミルコはヨーロッパの騎手だ。
さまざまな国籍の騎手がいるのが当たり前の環境で戦ってきた。
彼が日本競馬のために尽くしてもずっと外人扱いだったら、
いつまでも変わらずに日本を愛してくれるだろうか。
外国人騎手の誕生が日本の競馬ファンの心の垣根を
少しでも取り払う機会であってほしい。
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