16日、園田競馬場で第45回摂津盃(3歳上・ダ1700m・1着賞金350万円)が行われ、レース序盤は2番手で運んだ永島太郎騎手騎乗の1番人気ホクセツサンデー(牡5、兵庫・田中範雄厩舎)が2周目の向正面で先頭に立つと、これを早めに追い掛けてゴール前で迫った3番人気シルクダイナスティ(牡8、兵庫・山口益巳厩舎)の追撃をクビ差封じて優勝した。勝ちタイムは1分50秒4(良)。

　さらに7馬身差と大きく離れた3着に、ゴール前で外から脚を伸ばした4番人気ハイパーフォルテ(牡6、兵庫・平松徳彦厩舎)が入った。なお、人気を分けていた2番人気エーシンアガペー(牝6、兵庫・橋本忠男厩舎)は、伸び脚を欠いて5着に敗れている。

　勝ったホクセツサンデーは、父スパイキュール、母グレースワン、その父タマモクロスという血統。2010年8月に園田でデビューし、移籍することなく兵庫一筋で戦ってきた地元の強豪馬が、昨年10月の姫山菊花賞(ダ1700m)以来となる5度目の重賞制覇。通算14勝目を挙げた。

【勝ち馬プロフィール】
◆ホクセツサンデー(牡5)
騎手：永島太郎
厩舎：兵庫・田中範雄厩舎
父：スパイキュール
母：グレースワン
母父：タマモクロス
馬主：上山照夫
生産者：増本牧場
通算成績：29戦14勝(重賞5勝)