フランス遠征に向けて、今朝21日は
武豊騎手が跨っての追い切りとなった
キズナ(栗東・
佐々木晶三厩舎)。調教馬場に入ってから、CWコースをキャンターで1周。それから坂路馬場へ移動という、いつもと変わりないメニュー。
坂路では、4馬身ほど
アップトゥデイトが先行して、それを追いかけてスタート。その差を保ったまま、カーブ手前まで進めていたが、カーブ地点で内を回った
キズナが自然と2馬身ほど差を詰める形に。直線に向くと、あっさりと馬体は合ったものの、相手の食い下がりもあり、最後まで見応えのある併走。とはいえ、余力十分の
キズナが最後は2馬身ほど先着する形でフィニッシュ。時計は自己ベストを1.8秒更新する、4F50.5〜1F12.3秒。スピードが出たからといって、フットワークにブレはなく、余裕を持って駆け上がっており、その走りは追い切るたびに凄みを増している印象がある。(取材・写真:井内利彰)