24日、函館競馬場で秋のダート戦線を見据える一戦、
エルムS(3歳上・GIII・ダ1700m)が行われ、スタートを決めて道中は2番手で運んだ
内田博幸騎手騎乗の3番人気
フリートストリート(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)が、3〜4コーナーで押して逃げる5番人気
エーシンモアオバー(牡7、栗東・沖芳夫厩舎)に並びかけると、直線に向いて残り100mで捕らえて抜け出し、最後は3/4馬身差をつけ優勝した。勝ち時計の1分42秒0(重)は、函館ダート1700mの従来記録を1秒1更新するレコードタイム。
なお、単勝1.6倍と断然の1番人気に推された
ブライトライン(牡4、栗東・
鮫島一歩厩舎)は、道中3番手の絶好位を追走していたが、直線に向いて前の2頭の間を捌くのに手間取ってしまい、
エーシンモアオバーから1馬身差遅れた3着に敗れた。
その後の4着が7番人気
ツクバコガネオー(セン5、美浦・尾形充弘厩舎)、5着には4番人気
グランドシチー(牡6、美浦・
相沢郁厩舎)が入って掲示板は確定した。2番人気
ダノンゴールド(牡4、美浦・
藤沢和雄厩舎)は、見せ場なくブービー12着に沈んだ。
勝った
フリートストリートは、
父Street Sense、
母ジェニーリンド、その父Singspielという血統。2012年1月のデビューから3連勝で3歳限定OP特別・
ヒヤシンスS(東京ダ1600m)を制した素質馬が、今年の6月に1000万で復帰。2走目の1000万、1600万を2連勝して迎えたここは3番人気に推されていたが、鞍上・
内田博幸騎手が勝負所から気を抜かせずに上手く走らせる
ファインプレーも光って、終わってみれば従来のコースレコードを1.1秒も更新する超速タイムをマークしての嬉しい重賞初制覇。通算6勝目を挙げた。
【勝ち馬プロフィール】
◆
フリートストリート(牡4)
騎手:
内田博幸厩舎:栗東・角居勝彦
父:Street Sense母:ジェニーリンド母父:Singspiel
馬主:H.H.シェイク・モハメド
生産者:ダーレー・
ジャパン・
ファーム
生産者:浜本牧場
通算成績:11戦6勝(重賞1勝)