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地方所属馬初のJBC勝ち、フジノウェーブ(大井)が引退

  • 2013年09月10日(火) 15時03分
2007年のJBCスプリント(JpnI)で、地方競馬所属として初めてJBC競走に勝利したフジノウェーブ(牡11 大井・高橋三郎厩舎)が、8月28日のアフター5スター賞(大井)のレース後に右第一指節種子骨剥離骨折、種子骨靭帯炎を発症し、きょう9月10日付けで地方競馬登録抹消を申請した。

フジノウェーブ父ブラックタイアフェアー母インキュラブルロマンティック。2004年に笠松競馬でデビュー。南関東に転入後、2007年に大井競馬場で行われたJBCスプリントを制して地方所属馬唯一のJBC競走制覇を達成したほか、南関東所属馬として初となる同一重賞(東京スプリング盃)4連覇や11歳での重賞制覇など、数々の金字塔を打ち立て、長年にわたりダート重賞戦線を盛り上げた。通算成績は59戦23勝、重賞は2007年JBCスプリント、2010年から今年までの東京スプリング盃4連覇など、通算9勝。

フジノウェーブは引退後、大井競馬場での誘導馬デビューを目指す。また引退式は、骨折が癒えたのち、年末を目途に実施する予定。

<高橋三郎調教師のコメント>
今まで8年間という長い間、厩舎を支えてくれて感謝しています。長年、騎手や調教師をやってきたが、こういった馬にはなかなか出会えなかったし、またウェーブのような馬に巡り合えればと思います。
今後は大井競馬場の誘導馬として、ファンの皆様に喜んでもらえる存在になってもらいたいです。

御神本訓史騎手のコメント>
主戦として騎乗させてもらい、数々の重賞タイトルを獲り、地方馬初のJBCを勝たせてもらうなど、ここまで自分を成長させてくれた一頭で、強い思い入れがあります。また、同一重賞4連覇を達成した際の鞍上を務めさせてもらったことは、非常に光栄に思っています。
本当にいろいろな経験をさせてくれてありがとうと伝えたいですし、11歳という長い間までお疲れ様という言葉をかけてあげたいです。

(TCK特別区競馬組合のリリースによる)

提供:ラジオNIKKEI

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