15日未明より近畿地方を襲った台風18号の被害は栗東トレセンにも及んでいる。
16日の馬場開場は予定時間の午前4時からいったん午前10時に変更され、さらに正午に延期された。
16日正午、坂路とA、C、D(芝)以外のBコース(ダート)、Dコース(ポリトラック)、Eコース(ダート)が開場。調教が行われている。
馬場の開場が遅れたのはコースや地下馬道が水の被害に遭ったため。
特に地下馬道の冠水はひどく「どのコースへ向かう道も水が溜まったが、とくにAコース(障害)への道がひどく一時は道は人が近づけないほど水が溜まっていた」(
JRA栗東トレセン事務所)そうだ。
閉場するほどの被害を受けたのは坂路などウッドチップを使用するコース。坂路コースは雨によりウッドチップが流れてしまい、筋状に水による溝が複数できてしまっている。Cコースも2コーナ手前に大きな水たまりが確認されている。
「坂路とCコースの復旧作業は今日から明日にかけて行います。しかし、明後日(18日、水曜日)に開場できるかは現在のところ不明です」(
JRA栗東トレセン事務所)とのことだ。(取材・写真:花岡貴子)