今週末、中山競馬場で行われる
オールカマー(GII・3歳以上ОP・芝2200m)に出走予定の
ハナズゴール(牝4)について、同馬に久々の騎乗となる
丸田恭介騎手と、
加藤和宏厩舎の
加藤士津八調教助手に話を聞いた。
今日(9/18)ウッドチップコースでの最終追い切り(単走)にも騎乗した
丸田恭介騎手。
「今日の追い切りは、3コーナーくらいからグーッと良い感じで行ったので、これ以上いじめずに直線ではそのまま流す感じでやりました。デビュー当時から瞬発力を見せてくれていましたが、その当時と変わらないくらい反応が良いですし、元々ある程度動けていた馬ですので、良い意味で変わっていないという印象です。
距離が2200mになりますが、気の良い馬なので、折り合いには細心の注意を払って乗りたいと思っています」
加藤士津八調教助手。
「前走のパラダイスS(3歳以上OP・芝1400m・2着)は、相手(
レッドスパーダ)が強かったですね。勝ち馬はその後も
関屋記念(GIII)を勝っていますし、
ハナズゴールも実力を出し切っていましたので、あのレースは納得しています。
夏場は北海道の牧場でリフレッシュし、約1か月前に美浦に戻ってきました。輸送に弱い上に帰厩当初はまだ暑かったので、入厩して1週間くらいは楽をさせて、その後からエンジンをかけて調整をしてきました。
先週の時点ではまだ本調子にはなかったのですが、今日の追い切りに乗った丸田騎手は、良い感じだと言ってくれました。
気性面では、春よりも落ち着きが出て、だいぶ大人になった感じがします。でもちょっとしたことでもジャンプしたりして、じゃじゃ馬ですよ(笑)。機嫌が悪い時には、馬房に近づくと怒っていますしね。
マイルくらいが良いかなという気もしますが、折り合いさえつけば、この距離でも終いの切れ味を見せくれると思います。
この後、
府中牝馬S(GII・芝1800m)を使って
エリザベス女王杯(GI・芝2200m)の予定ですが、その2戦に向けて内容のあるレースをしてほしいですね」(取材・写真:佐々木祥恵)