今年の
天皇賞・春(GI・芝3200m)に優勝した・
フェノーメノ(牡4・
戸田博文厩舎)が、左前脚の繋靭帯炎を発症したために、秋シーズンの全休が決まった。
◆同馬を管理する
戸田博文調教師のコメント
「放牧先から帰ってきてから順調に来ていたのですが、先週の全休明けの火曜日午後、左前脚に違和感がありました。レントゲンなど、ひと通りの検査をした結果、左前の繋靭帯炎という診断が出ました。
本格的な追い切りを始める前でしたが、春の疲れが取り切れていなかったのかもしれませんね。症状としては、ほとんど見た目にわからない程度のごく軽度のものでした。もしかすると
ジャパンCや
有馬記念に使えたかもしれませんが、これだけの馬なので中途半端な状態では使いたくないですし、まだ4歳でこれから先もありますから、オーナーサイドともじっくり相談して、秋は全休ということになりました。
今日(10/9)午後、ムラセ
ファームに放牧に出します。美浦の近くにありますので、様子を見ながら早めに美浦に戻して、また来シーズンに向けて調整していければと思っています」(取材:佐々木祥恵)