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ジェンティルドンナら3強の対決ムード/天皇賞・秋の見どころ

  • 2013年10月21日(月) 12時06分
 秋の古馬王道路線の1戦目、天皇賞・秋。昨年のジャパンカップオルフェーヴルを破った最強牝馬ジェンティルドンナや、前哨戦の毎日王冠を制した昨年の勝ち馬エイシンフラッシュ、重賞3連勝でここへ臨むトウケイヘイローなどが揃った。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。

■10/27(日) 天皇賞・秋(3歳以上・GI・東京芝2000m)

 ジェンティルドンナ(牝4、栗東・石坂正厩舎)は春の宝塚記念3着以来のレースとなる。昨年は牝馬3冠を達成し、JCではオルフェーヴルを破り年度代表馬の座に輝いた。今年に入ってからはドバイシーマクラシックで2着、宝塚記念で3着と勝ち星がないが、その能力に衰えは感じさせない。休み明けの成績が一息なのは気になる材料だが、メンバーを考えると当然最有力候補となるだろう。

 エイシンフラッシュ(牡6、栗東・藤原英昭厩舎)は昨年の勝ち馬で、今年は前哨戦の毎日王冠を持ち前の瞬発力で制覇して臨む。昨年は毎日王冠で9着に敗れていることを考えると、今年の方が臨戦過程が良い。東京コースはGIを2勝しているコースだし、メンバー的にも今年も勝ち負けが期待されるところだ。

 トウケイヘイロー(牡4、栗東・清水久詞厩舎)は、以前は短距離を中心に使われていたが、今年6月の鳴尾記念で2000mに使われ圧勝して見せると、続く函館記念ではトップハンデの57.5キロを背負いながらも快勝。札幌記念では後続との差が広がりやすい馬場状態だったとは言え、2着に1秒差をつける大勝と、正に本格化を思わせる勝ちっぷりだ。重馬場の函館での勝利もあるが、2歳時にはくるみ賞でレコード勝ちを収めているように、時計の速い馬場にも対応可能。揉まれ込んだ時にどうなるかというところはあるが、上記2頭を破る最有力候補となるだろう。

 トーセンジョーダン(牡7、栗東・池江泰寿厩舎)は一昨年の勝ち馬だが、昨秋からは精彩を欠いている。今年はもう7歳になったが、前走の札幌記念で長期休養明けを叩いての臨戦。能力をフルに発揮できれば上記3頭にも引けを取らないものを持っているだけに注意は必要だろう。

 その他、近走大崩れなく力を付けているアンコイルド(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)、昨年の有馬記念2着で休み明けを叩かれたオーシャンブルー(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)、3歳馬コディーノ(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)、毎日王冠2着のジャスタウェイ(牡4、栗東・須貝尚介厩舎)、春の天皇賞2着のトーセンラー(牡5、栗東・藤原英昭厩舎)など、3歳馬から古豪までが集結。発走は15時40分。

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