「第4回
みやこS・GIII」(ダート1800m)は3日、京都11Rに16頭で争われ、離れた3番手を追走した2番人気の
ブライトラインが(栗東・鮫島)が3コーナー過ぎに一気に先頭に立つと、そのまま押し切ってダート重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分49秒2。鼻差の2着は7番人気の3歳馬
インカンテーション、さらに1馬身1/4差の3着には1番人気に推された昨年の勝ち馬
ローマンレジェンドが入った。
福永は
菊花賞の
エピファネイア、
天皇賞・秋の
ジャスタウェイに続く自身3週連続の重賞制覇に「人気馬に乗せてもらって全部のレースで結果を出せているわけじゃないが、このレースに関してはうまくいきましたね」と胸を張った。
雪辱を期した一戦だった。初コンビとなった前走の
エルムSは直線で進路がなくなり、不完全燃焼での3着。「自分の進路取りのミスで勝てなかった」と悔やんだが、次のチャンスできっちり結果を残すあたりが今の鞍上の好調ぶりを物語る。
この勝利で待望の賞金加算にも成功。JCダート(12月1日・阪神、ダート1800m)に向けて勢いのつく勝利に、鮫島師も「勝てて次の目標ができた。まだ体が重たいし、次はもっと良くなると思う」と笑顔。福永も「強い相手に勝ってくれたし、より大きなレースで楽しみができた」と大舞台を見据えた。GI馬3頭を撃破して波に乗った人馬が、さらなるタイトルを目指して突き進む。
提供:デイリースポーツ