いつも通り、角馬場で安田晋司調教助手から、
岩田康誠騎手に乗り替わっての追い切りとなった
ヴィルシーナ(栗東・
友道康夫厩舎)。最終追い切りがCコースだった前走とは違い、今回は昨年の
エリザベス女王杯(2着)、そして、今年優勝したヴィクトリアMと同じ、坂路馬場での追い切りとなった。
アグンが先行して、ペースは遅め。ゆったりと速度を上げていき、カーブを曲がったあたりで、次第にラップが速くなり、最後は馬なりでアグンを交わしていく。僅かに先着した形で、時計は4F54.8秒。全体の数字は遅いものの、ラスト1Fが12.6秒で最速。まだまだ余力ある状態でこの時計を出せており「1週前追い切りでしっかりと追ったので、その効果もあって、今朝の動きは良かったですね」と笑みを浮かべる安田晋司調教助手。休み明けをひと叩きして、順当な良化を辿っている。(取材・写真:井内利彰)