マイル
チャンピオンシップ(GI・芝1600m)に出走する
リアルインパクト(牡5・
堀宣行厩舎)に騎乗する
戸崎圭太騎手、管理する
堀宣行調教師の共同記者会見の様子をお届けする。
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戸崎圭太騎手「前走の富士S(GIII・芝1600m・2着)の時は久々の騎乗でしたが、その時の1週前追い切りに跨った時には幸せを感じました。成績を見るとなかなか結果が出ていませんでしたが、追い切りではそういう面を感じず、良くなっているという感触を得ました。競馬でも、元々レース運びが上手な馬なのであのような形になりました。良い時に乗せて頂いているので、前でうまく流れに乗れて結果も出ているのだと思います。以前に比べると、一歩一歩力強さが出てきて、
パワーアップしてきたと思います。
今日(11/14)の追い切りも、素軽さが出てきたように感じました。フットワークに軽さが出てきて、さらに良さを感じました。手応えも申し分なかったです。そんなに追ったり、手綱を離したりはしなかったのですが、感じをつかみながらやりました。
リアルインパクトの走りと言いますか、この馬の良さを出しながら、仕掛けどころなどを気をつけて乗ろうと思います。京都コースは、3コーナーから下りがありますので、そのあたりが気をつける点だと思いますね。
GI(
安田記念)を勝っている馬なので、勝てる力は持っていると思います。
安田記念の時は、GIに騎乗できるだけで幸せでしたし、多くの支えがあって乗れる状況でしたので、勝った時はいったい何が起きたのだろうという感じでした。大歓声の中でウイニングランをした時は、また勝ちたいという気持ちになりました。
ここで
リアルインパクトが復活できるように、しっかり騎乗したいと思っています」
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堀宣行調教師
「今年の秋は富士Sを1度使いましたし、先週は長めから調教をして態勢は整っていましたので、今週は息を整える程度でしたが順調に来ています。1度使って、全体的に素軽くなっています。
この秋は牧場としっかり打ち合わせをして、立て直しに成功して手応えもありました。前走はスローペースに助けられはしましたけど、2着と結果を出して2年振りに上向いて来ているという印象です。
遠征で結果が良くありませんが、輸送に原因があるというわけではなく、他に原因があったと考えています。ですから輸送は問題ないと思います。
レースではチークピーシーズを使っていましたが、今回は装着しないつもりです。装着するしないや、効果などは、その都度、理由があります。
戸崎騎手には、この馬の持ち味を生かしたレースをしてほしいと思っています」(取材・写真:佐々木祥恵)