天皇賞(春)で3着に入線した
レッドカドーが辞退して、外国馬は3頭のみとなり、国際競走としては寂しいメンバー構成となったが、その分日本馬からは昨年の牝馬3冠と
ジャパンカップを制し
年度代表馬に輝いた
ジェンティルドンナと、昨年の
皐月賞、
菊花賞、
有馬記念と今年の
宝塚記念を制した
ゴールドシップなどがスタンバイ。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。
■11/24(日)
ジャパンカップ(3歳上・GI・東京芝2400m)
ジェンティルドンナ(牝4、栗東・石坂正厩舎)は昨年の勝ち馬。前走の
天皇賞(秋)では速いペースで逃げる
トウケイヘイローを追走しながら2着に粘って健在ぶりをアピール。叩いて良くなるタイプだけに今回は前走以上の状態で臨めそう。連覇が期待されるところだ。
ゴールドシップ(牡4、栗東・
須貝尚介厩舎)は
宝塚記念を圧勝して、休養を挟んで臨んだ
京都大賞典でまさかの5着。
天皇賞(春)でも伸び切れなかったように、高速馬場が合わないタイプで仕方がないところもある。今回は開催最終週だし、前走のようなことはないはずだ。
エイシンフラッシュ(牡6、栗東・
藤原英昭厩舎)は休養明けの
毎日王冠を快勝して臨んだ前走の
天皇賞(秋)で3着に入線。もう6歳の秋になるが、大きな衰えは感じられない。JCは一昨年が8着、昨年が9着と相性が良くないが、今年のメンバーを考えると上位争いが期待されるところ。
アンコイルド(牡4、栗東・
矢作芳人厩舎)は勝ち切れないところがあるが、グングンと力を付けてきている。前走はGI級メンバーとの対戦でも4着と好走したし、ここでも期待が掛かるところ。
その他、
京都大賞典を制した
ヒットザターゲット(牡5、栗東・加藤敬二厩舎)、
アルゼンチン共和国杯2着の
アドマイヤラクティ(牡5、栗東・
梅田智之厩舎)、強い3歳牝馬の
ラキシス(牝3、栗東・角居勝彦厩舎)、
デニムアンドルビー(牝3、栗東・角居勝彦厩舎)、海外からは
メルボルンカップや
香港ヴァーズを制し、今年も
サンクルー大賞で2着に入線している
ドゥーナデン(牡7 仏・M.デルザングル厩舎)などが参戦予定。発走は15時55分。