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エイシンフラッシュに騎乗予定の
ミルコ・デムーロ騎手
「今朝の調教もよく動きました。もともと調教ではよく動きますし、自分がなにをするべきかをよくわかっている馬です。
天皇賞(秋)のような馬場では走るのが難しかったです。動きたいときに動けなかった。58キロという斤量も影響したと思います。
ジャパンCの距離2400mは、ダービーでこなしているので大丈夫だと思います。
ジャパンカップは世界の中でも大きなレースの中のひとつ。とても興奮しています。いつもわたしも支えてくださっている方のために全力を尽くしたいと思います」
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エイシンフラッシュを管理する
藤原英昭調教師
「先週は皆さんの力とスタッフが一生懸命やってくれたことでGIを勝たせてもらいました。この勢い、今週につなげたいという気持ちはあります。
今朝の追い切りは、いつも(これまで)ミルコ騎手と
エイシンフラッシュ(がしてきたとおり)の最終的な確認ということで。馬の順調さを確かめました。馬は高いレベルで能力を維持しています。そういう意味ではいい調子だと思います。
香港の招待も受けておりリベンジという気持ちもありましたが、もう一度日本で走らせ、日本の競馬を盛り上げたいと思いオーナーと決断しました。
調整はJCと香港、両睨みで行ってきました。勝負どころは天皇賞でしたが、その後の回復は順調でした。疲労の取れ方も考えていたとおりです。
JCは毎回出させていただいているけれど成績はふるいません。でも、ダービーで勝っている距離ですから、夢は常に持ちながら調整しています。今回は馬もベテランになり、ミルコも乗り慣れているので期待しています。
(相手関係は)上位の馬は強いと思いますが。ここまできたら気持ちよく
エイシンフラッシュとミルコ、一体になって走って欲しいなと思っています。
本当にみなさんの理解があっていい馬を預けていただいています。常に結果を求めたいところですし、今回のJCも結果を求めたいところですがね。
エイシンフラッシュにもっともっとというより、
エイシンフラッシュの競走馬としての生きざまを生で見ていただきたいですね。これで結果がついてくればベストです。
エイシンフラッシュの優雅な走りを競馬場にきてぜひごらんください」(取材・写真:花岡貴子)