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柴田善臣騎手「自信を持って乗りたい」/ジャパンC共同記者会見

  • 2013年11月20日(水) 18時00分
ジャパンC(GI・芝2400m)に出走するナカヤマナイト(牡5・二ノ宮敬宇厩舎)に騎乗する柴田善臣騎手、管理する二ノ宮敬宇調教師の共同記者会見の様子をお届けする。

柴田善臣騎手
「今日(11/20)の追い切りは良かったですね。1回使われて気合い乗りも良いですし、息遣いも良かったです。前回の天皇賞・秋(GI・芝2000m・6着)の追い切りでは、4コーナーで仕掛けるような形でしたが、今回は自分から動いていくという感じでした。調教後も、気合いが乗っているせいか、周りの馬を蹴飛ばそうとする素振りを見せたりしていました。テンションが高めに見える馬ですが、大きいレースに何度も使っていますし、場慣れしていますので心配ないと思います。あとは気合いを乗せるだけですね。今回の追い切りは、そういう意味でもすごく良い感触でした。

天皇賞・秋は、他の馬も飛ばして速いラップで流れ、少し仕掛けながらのレースになって最後は一杯になりました。その時と今回の調教を比較しても、動きも良くなってきていますし、レースである程度ハイラップを刻んでもバテないだろうという感じです。うまくレース当日に100%の状態に持っていけた馬が勝てると思っていますが、他馬とはさほど力の差は感じていないので、つけ入る隙は十分あると思っています。今の感じなら、当日100%、120%くらいの状態に持っていけると思いますので、自信を持って乗りたいです。

ずっと続けて乗せていただいていますので、その分、プレッシャーもあります。1戦1戦積み重ねていかなければいけませんし、1戦1戦良くしていかなければいけないという責任がありますから、責任を十分感じてこれまで乗ってきています。去年やそれ以前と比べても力強さも全く違って、1日1日パワーアップしていますね。

距離は正直言って長いかなと思います。でも競馬は状態面でカバーできることがありますし、展開にもよります。昨年、中山の有馬記念(GI・芝2500m・7着)を使った当時よりも間違いなく状態は上ですし、パワーアップもしていますから、距離面は成長力でカバーできると思っています。枠順は別に気にしていませんし、どこに入っても大丈夫です。

関西に良い意味での対抗意識、競争心を持ってやっていますので、関東でやる以上、何とか関東馬で、そしてこのナカヤマナイトでという気持ちはとても大きいです。

ナイトのことはよくわかっていますし、ナイトのことについていろいろと話もできます。あとはお互いに信頼してレースに臨むだけです。常にベストの状態で馬と一緒になってレースに臨む・・・それだけですね。

状態面は良い感じに来ていますし、当日、きっと良いパフォーマンスができると思います。ナイトと一緒に頑張りますので、応援よろしくお願い致します」

◆二ノ宮敬宇調教師
「今日は騎手に乗ってもらって、走る馬と一緒にやり、状態を確認するという調教でした。理想的な追い切りができましたし、前回(天皇賞・秋)の追い切りよりは反応が良いという印象を持っています。今年は特別に暑かったですが、北海道で調整ができましたし、その後も順調に来ています。頭が良い馬で体と精神面が一緒という感じがしますから、調教の具合がレースに直結するのではないかと思います。

レースによって先に行ったり、後ろから行ったりとバリエーションがいろいろあります。それにうまく対応できる馬が勝つのだと思いますね。今回は強い馬がたくさん出てきますので、馬場状態や展開の影響を味方にしてレースをさせたいです。それにたくさんのレースや海外遠征の経験を積んでここまで来たと思っていますので、最終的に経験による力が働いたり、厩舎のチームワークを味方につけられたら、良い結果が生まれるのではないかと考えています。

GIII、GIIを勝っていますので、そろそろGIという大きな冠を獲らせてあげたいと思っていますし、それが馬主や生産者など皆の希望でもあります。挑戦という形になると思うのですが、馬は非常に良い状態です。何とかGIで善戦してくれることを期待しています」(取材・写真:佐々木祥恵)

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