来日後はずっと軽めの調整を続けてきた
ジョシュアツリーが22日朝になって初めてアクションを起こした。東京ダートに姿を現すと向正面までウ
オーミングアップを行ってから、ゆっくりとキャンターに移行。4角手前から加速し、ゴール50m手前で早めに手綱を放って流した。
ラップ計時では5F16秒0-15秒4-14秒7-15秒6-17秒2。正味4Fを15-15程度ながらも一応の時計になった。
管理するダンロップ師は21日午後に来日。
スノーフェアリーが
エリザベス女王杯出走のため2度の来日した時も、今春、
天皇賞・春の
レッドカドーで参戦時も臨場しなかったが、この日は調教を見届けた。「体重もちょうどいいし、全てがハッピーな状態。ただひとつ、枠を除けばね」と仕上がりに不安はないが、8枠(17)番の大外枠には頭を悩ませているようだ。
鞍上は欧州で数々の大レースを制しているムルタ。12年のドバイ
ゴールドカップ2着以来のコンビ結成だ。指揮官は「一流のジョッキーだから彼に任せるが」と信頼を寄せながらも「こんな枠を引いてしまったからにはレースプランを変更することになる」と話した。
逃げ馬だけにマイペースに持ち込むための“煙幕”の可能性もあるが、この馬の出方次第でレースの流れが変わってくる。10年の10着以来3年ぶりに来日した英国の刺客は、借りを返すための作戦を練っている。
提供:デイリースポーツ