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ジェンティルドンナ連覇達成、師は今後について「ドバイに行くことになるだろう」/ジャパンC

  • 2013年11月25日(月) 13時00分
 史上初の連覇&牝馬ワンツーだ。外国馬3頭が参戦した「第33回ジャパンC・GI」(芝2400m)は24日、東京11Rに17頭で争われ、好位追走から抜け出したムーア騎乗の1番人気ジェンティルドンナ(栗東・石坂)が、直線で力強く脚を伸ばした7番人気の3歳牝馬デニムアンドルビー(2着)の猛追を鼻差でしのいで5度目のGI制覇を果たした。タイムは2分26秒1。さらに首差の3着は2番手からしぶとく粘った11番人気のトーセンジョーダンで、3番人気エイシンフラッシュは10着、2番人気ゴールドシップは15着に沈んだ。

 残り400m地点で先頭に立つと、ジェンティルドンナが一瞬にして抜け出す。東京コースのセオリーに照らせば早過ぎるタイミング。それでもムーアに迷いはなかった。大外から迫るデニムアンドルビーを約24センチ差でしのいでみせた。「レースビデオを何度も見た。今年は勝てずとも、いい内容のレースをしていた。馬の能力を信じていたからね」。英国の名手はさらりと言ってのけた。

 騎乗依頼を受けたのは米サンタアニタの開催中。現地時間午前3時ごろにたたき起こされたという。「国内のジョッキー同士での乗り代わりなら違ったかもしれないけどね、僕は電話一本で頼まれて国外から来た。重圧?正直、全くなかった」。想定外だらけの展開にも、最後まで冷静に対応してみせた。

 石坂師は「今年未勝利で悔しい思いをしたが、連覇ができて最強馬の一頭だと示すことができた」と感慨深げ。今後については26日にも発表される予定だが、有馬記念(12月22日・中山、芝2500m)には向かわない公算が大きい。14年の現役続行は決定済みで「プランは練っているところだが、ドバイに行くことになるだろう」と指揮官。リベンジを含め、14年は世界にその強さをアピールしていく。

提供:デイリースポーツ

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