18日未明から降った雨でたっぷりと水分を含んだウッドチップ。どの馬もきれいな馬場状態で追い切りたいと、開場前から多くの馬が殺到した、朝一番の坂路馬場。そこを一番で駆け上がっていったのが、
オルフェーヴル(栗東・
池江泰寿厩舎)。先週と同じ、
池添謙一騎手が跨って、
ダノンウィスラーを追走する併せ馬だった。
3馬身は追走する形だったが、今朝は前半から行きたがる素振りを見せて、頭を振るシーンがあった。極端にペースが遅かったわけではない。前との差はあまり縮まらないまま、カーブを過ぎたが、ラスト1Fの標識手前で少し右埒側へヨレるようなところを見せた。それがあったからなのか、最後まで前に出ることはできず、併入でゴールするのがやっと。4F52.3秒は遅くないが、ラスト1F12.9秒は決して速くない。中間の追い切りも含めて、調教内容だけでは高い評価はできない。(取材・写真:井内利彰)