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池添騎手「自分とオルフェーヴルの折り合いが一番大切」/有馬記念栗東トレセン共同会見速報

  • 2013年12月18日(水) 20時30分
 18日、有馬記念オルフェーヴルに騎乗予定の池添謙一騎手は追い切り後、共同記者会見に臨んだ。大阪杯以来のコンビとなる池添騎手、有馬記念への意気込みとともに「かけがえのない馬。出会ってくれてありがとう」とオルフェーヴルへの感謝の気持ちを熱く語った。

――今朝の追い切りはいかがでしたか?
「前に馬を置いて、それを追いかけるかたちで。先生の指示は最後300mくらいから抜け出せるなら抜け出してそれなりにやっといてくれたらいいから、と言われたんですけど。最初のおろししなで前との距離がだいぶ開いてしまったので、予定とはちょっと違うかたちになったんですけど。最後までしっかりやれたのはよかったと思います。先週の動きよりも、今日のほうがよかったですし。状態は上がってきていると思います。」

――コンビを組むのは大阪杯以来ですが、いかがですか?
「はい。……いかがって言われても、まぁ、はい(にっこり)。」

――宝塚記念は回避でした
「そうですね、…まぁ、有馬記念依頼されたときはね。正直、宝塚を回避したとき、この馬にレースで乗る機会はもうないのかな、と思ったんですけど。最後、有馬記念で依頼されたときには、純粋にまたこの馬に乗ることができるという嬉しさがありました。」

――ラストランに向けてのイメージは?
「そうですね。まだ枠順とか決まっていないので、そこまでレースのイメージはできていないですけど。まぁ、正直、この馬に関しては相手どうこうというより、自分とオルフェーヴルとの折り合いが一番大事になってくるので。そこを大切に乗れればいいかな、と思っています。」

――希望の枠順は?
「言ってそういう枠が当たったことがあまりないので、言いません。」

――ポジショニングのイメージは?
「そのへんもスタート次第だと思います。」

――ライバル関係は?
「もう、ね。グランプリですし。強い馬が出てくるレースだと思うので。油断はまったくしないでレースに行きたいな、と思っています。」

――2年前に制していますが、難しいコースです。周回する上でのポイントは?
「スタートしてから正面スタンドを通過するので。そこが一番重要なポイントかな、と思います。お客さんも有馬記念が最後でたくさん入りますし。歓声もすごいので。普通にひっかからない馬でもその歓声でひっかかったりするので。ましてや、オルフェーヴルに関しては折り合いが大事なので。そこがポイントかな、と思います。」

――ラストランの手綱をとる意気込みは?
「本当に、乗れる嬉しさがすごく大きいですけど。これから今日最終追い切りが終わって、いよいよだな、と思いますし。これから緊張感がもっと出てくると思いますけど。オルフェーヴルに関しては本当にラストランになるので。ファン投票1位に選んでいただいたというのもありますし。それはこの馬が勝つ姿を見たいから1位に選んでいただいたというのがありますし。そのへんの責任感というのは、十分にわかっているつもりなんで。しっかり乗りたいと思います。」

――池添騎手にとってオルフェーヴルはどんな存在ですか?
「デビューの新馬戦から始まって3年半、苦しいこともあったし、難しいこともあったし、乗れない悲しさというのもありましたし。その中でもこの馬と出会って、牡馬のクラシックを初めて獲らせてもらって。さらに三冠という7人しかいないジョッキーのひとりにしてくれて。本当に騎手人生にとっても財産ですし、かけがえのない馬。出会ってくれてありがとう、という思いです。その中でも最後なのでしっかり乗っていきたいと思います。」

――最後にファンの皆さんにメッセージを。
「本当にオルフェーヴルの最後のレースになります。この馬の走りを見て元気をもらったという話もききます。競馬ファンではないのにこの馬の名前を知っているという人もたくさんいると聞いています。その馬の最後の有馬記念なんで、ぜひ競馬場に足を運んでいただいて最後の走りを見届けて欲しいと思います。僕もしっかりラストランを飾って、気持ちよく引退式を迎えたいと思います。応援してください。」(取材・写真:花岡貴子)

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