有馬記念で有終の美を飾った
オルフェーヴルが、
最優秀4歳以上牡馬に選出された。
年度代表馬争いでは
ロードカナロアに及ばなかったものの、古馬牡馬部門ではカナロアを72票上回るという、ねじれ現象となった。GIは
有馬記念1勝のみで、2年ぶり2度目の
年度代表馬に輝けるほどの実績はなかったが、8馬身差の圧勝劇を演じた、その
有馬記念が決め手となった。
池江師は「このような、栄誉ある賞に選んでいただいて光栄に思います。去年は4戦だけで、日本で2戦しかできなかったのは悔やまれます。それでもファンの方々の間では、1年間(話題の)中心にいたのではないかと、僕は思います」と感慨深げに語った。
既に
オルフェーヴルは、カナロアもけい養される予定の社台スタリオン
ステーションで種牡馬入りしており、その二世は3年後の17年にデビューする予定だ。かなわなかった
凱旋門賞制覇の夢は、その産駒たちに託されることになった。
ジャパンC連覇を果たした
ジェンティルドンナが、昨年の
年度代表馬&
最優秀3歳牝馬に続いて選出された。「本当によく頑張ってくれた。そのひと言です。昨年に続いて(
JRA賞に)選ばれたのは光栄ですし、今年も頑張りたいと思います」と石坂師は喜ぶ。具体的なローテや鞍上は未定だが、今春は
ドバイシーマクラシック(3月29日・UAEメイダン、芝2410m)を大目標に調整される。
提供:デイリースポーツ