2月9(日)に東京競馬場で行われる
東京新聞杯(GIII・芝1600m)に出走予定の
コディーノ(牡4)、
サトノギャラント(牡5)、
レッドスパーダ(牡7)の
藤沢和雄厩舎の3頭、及び
ホエールキャプチャ(牝6・
田中清隆厩舎)、
サクラゴスペル(牡6・
尾関知人厩舎)、
レイカーラ(牝5・
堀宣行厩舎)について、陣営のコメントをお伝えする。
藤沢和雄厩舎3頭について、津曲調教助手。
コディーノ「前走の
天皇賞・秋(GI・芝2000m・5着)は、スタートが決まってうまく流れに乗れました。直線も仕掛けられてから良い脚を使いましたが、ゴール前には脚色が一緒でしたが見せ場はあったと思います。これまでの休養明けと比べて、キャリアを重ねてきた分、メンタル面でも大人になってきました。体付きも幼さが抜けて逞しくなってきました。東京のマイルの適性もありそうですね」」
サトノギャラント「前走の
キャピタルS(3歳以上OP・芝1600m・1着)は、直線でさばくのに手間取りましたが、抜け出す時の脚はさすがでしたね。着差は僅かですが、内容的には完勝だったと思います。この条件は安定して力も出せますし、仕上がり具合も十分です」
レッドスパーダ「
天皇賞・秋(17着)はタフな流れで頑張っていましたが、外枠がこたえましたね。その後、一息入れてすっかりリフレッシュできました。調教での動きも上々ですし、2010年にこのレースを勝っているように、東京のマイルも適性が高いです。2週目の時計勝負も合うと思います。前めでレースをするので目標にされますが、簡単には止まらない馬ですよ」
ホエールキャプチャについて、
田中清隆調教師。
「前走の
エリザベス女王杯(GI・芝2200m・6着)は折り合いもうまくつきましたが、道悪がこたえました。レース後は放牧に出て、戻ってきてからはこのレースを目標に調整しました。間隔は少し開きましたけど、順調に来ていますし、1週前追い切りの動きも良かったですね。体もできていると思います。東京コースは相性が良いですから、楽しみですね」
サクラゴスペルについて、
尾関知人調教師。
「今日(1/30)は、終い意欲的にやり、動きは良かったです。前走の
マイルCS(GI・芝1600m・17着)後は放牧に出てでリフレッシュできていますし、ここを使うのは予定通りです。1600mの距離は守備範囲だと思います。ここまでは順調に来ていますし、来週あと1本しっかりやる予定です」
レイカーラについて、橋本調教助手。
「前走の
ターコイズS(3歳以上OP・芝1600m)1着)は、牝馬同士のハンデ戦で恵まれてはいましたが、賞金を加算できたのは良かったです。以前は飼い葉食いが細かったですが、昨夏あたりからそれが解消されてきて、それが好成績に繋がっています。今回は重賞で牡馬との混合戦になりますが、状態も良いですし、牝馬らしい切れ味を生かせればチャンスはあると思います」(取材・写真:佐々木祥恵)