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トーセンスターダム無傷の3連勝、池江師「さすが天才・武豊やね」/きさらぎ賞

  • 2014年02月10日(月) 12時00分
 無敗馬同士の対決は良血のエリートが制した。「第54回きさらぎ賞・GIII」(芝1800m)は9日、京都11Rに9頭で争われ、2番人気のトーセンスターダム(栗東・池江)が、無傷の3連勝で重賞初制覇を飾った。レースは1番人気のバンドワゴンがハナを奪うなか、鞍上の武豊は慌てることなく、じっくりと5番手を追走。直線に向いても先頭との差はあったが、右ステッキを合図に力強い末脚を繰り出し、ゴール寸前で図ったように頭差差し切った。勝ちタイムは1分47秒6。さらに1馬身差の3着には6番人気のエイシンエルヴィンが食い込んだ。

 クラシックの切符をがっちりつかんだ。無敗馬のVは01年アグネスゴールド以来4頭目。武豊は「いいレースができた。デビューの時から目標はダービー(6月1日・東京、芝2400m)と思って乗ってきたし、馬がうまく応えてくれている。賞金を加算できてクラシックの権利を獲れて良かった」と納得の表情だ。

 池江師は「さすが天才・武豊やね」とうなった。「2着までに入り、ダービーに向けて賞金を安泰にしたかった。勝ってくれて本当に良かった」と満点回答を出した人馬をたたえた。

 武豊は岡部元騎手に並ぶデビュー以来、28年連続でJRA重賞V、さらに父・邦彦元騎手を超えるきさらぎ賞最多の6勝目。記録ずくめの勝利となった。

 今後、皐月賞(4月20日・中山、芝2000m)を前に一戦挟むかは未定。鞍上は「まだゲートも悪いし、駐立もできていない。直線もフラフラしているから。人馬とも成長しないと」。素質を買っているだけに、求めるレベルは高い。3歳初戦で重賞初制覇。昨年のキズナに続く2年連続のダービー制覇へ一歩前進した。

提供:デイリースポーツ

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