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ゴールドシップが連覇、次走・天皇賞の鞍上は「雰囲気を見ながら」/阪神大賞典

  • 2014年03月24日(月) 12時00分
 本来の強さと輝きを取り戻した。「第62回阪神大賞典・GII」(芝3000m)は23日、阪神11Rに9頭で争われ、GI4勝馬ゴールドシップ(栗東・須貝)が、単勝1.7倍の圧倒的1番人気に応えて快勝。昨年に続く連覇を達成するとともに、13年宝塚記念以来の白星を飾り、復権をアピールした。勝ちタイムは3分6秒6。3馬身半差の2着は5番人気のアドマイヤラクティ、さらに、首差の3着には逃げた3番人気のバンデが粘り込んだ。なお、今年から1着馬には天皇賞・春(5月4日・京都、芝3200m)の優先出走権が与えられる。

 場内がざわめいた。すっかり後方からの競馬が定着していたゴールドシップが、初コンビの岩田に促されると逃げるバンデの2番手を早々に確保。「VTRを見て、押っつけても行かないと思っていた」と鞍上は振り返る。想定外の行きっぷりの良さに序盤は掛かり気味だったが、リズムを取り戻すと強気に攻めて4角では早くも先頭。激しい2番手争いを尻目に悠々とゴール板を駆け抜けた。

 前走の有馬記念(3着)から10キロ増の馬体は須貝師の思惑通り。「精神面やコンディションと、今浪(厩務員)が指示に応えてくれ、馬も応えてくれた。岩田君も落ち着いてうまく誘導してくれた。強いゴールドシップを見せられて良かった」とチーム一丸の勝利に表情も思わず緩む。

 次戦はもちろん、優先出走権を獲得した天皇賞・春。盾本番での鞍上については「雰囲気を見ながら」と指揮官は明言を避けた。とはいえ、今季始動戦を最高の形で飾り、5度目のGI制覇へ視界は良好。再び碇(いかり)を揚げた黄金の船は、目標へ向けて真っすぐに走り続ける。

提供:デイリースポーツ

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